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カテゴリ:書く内容について
「面白い本あった?」 さっきまで、その本をひたすら立ち読みしていた。夢中でページを繰っていた。 2ヵ月後、私は出張の帰り、空港からの電車内にいた。いつもなら、空港の書店でで何かしら本を買い、読んでいるはずだった。今日は何もせずに電車に乗っている。 札幌駅で降りると、西側改札口を抜けた。駅ビル内を通り、書店に向かってすたすたと歩く。そうだ、バス停に寄って帰りのバス時刻を見ておかなきゃ。まあいい。今日はそれより書店だ。 書店の2F、教育書籍コーナー。確かここだ。あ、いや、こっちじゃないみたいだ。あっちだったかな。 あった。その本は、表紙を向けて棚に置いてあった。 ****** 作文です。書くことが子どもの学力を劇的に伸ばすそうです。「書けば未来を開ける!」を確信を持って伝えている本です。そして、これは、社会人にも言えると言っています(私も目からうろこの内容でした)。 レベルの高い作文は小論文より難しく、作文をマスターすることで小論文の基本的なパターンさえ身に着けてしまう子どもたちもいるそうです。 今日、もとにしたのは、芦永奈雄著『「本当の学力」は作文で劇的に伸びる』です。 冒頭の作文は、この本で紹介されているテクニックを織り込みながら、私がこの本を買うまでを多少の脚色を交えて書いたものです。この本に出てくる小学生の作文より下手です(笑)。私の作文で引いた人、引かないで下さい。この本の小学生の作文を読んでみてください。小学生の方が臨場感たっぷりの作文を書いていています。驚かされます。感動します。 著者は塾を主宰している塾長です。そこでは作文講座を開講しています。はじめは作文が苦手、国語が苦手と言っていた子どもたちが、作文がうまくなり、その結果、他の教科も成績が上がっていくそうです。 内容は非常に読みやすいです。重要なポイントは繰り返し念を押してくれます。 材料を集め、考えを練り、作文を仕上げていくこと。回り道に見えるかもしれませんが、これこそが本当の力をつける勉強であると言い切っています。その方法・ノウハウが丁寧に本書に記されています。 この先生は言っています。作文を書けない子どもたちが多いといいますが、書くことが無いのではなく、書き方を知らない、教えてもらっていないだけなのだと。 これをヒントに、ブログなどはバリバリと書けるかもしれません。そして、その結果、文章力や能力が上がっていくとしたら・・・。子どもに作文を書かせてみたくなります。 確かに書くことが無いのではないのですね。私もブログをはじめて1ヵ月半過ぎました。毎回やみくもですが、頭にたまっていたことをもとに、それなりに長文を書いているつもりです。テーマをある程度絞っているので、書く内容が枯渇して、やめざるを得なくなるかと想像していましたが、まだ、続いています。 文章ばかりのこのブログに立ち寄ってくださる方々(多分相当つらいので、一瞬で立ち去る方も多いだろうと思いますが)には本当に感謝いたします。 ところで、私は、この本を立ち読みした時点で子どもに作文を書かせ始めてみました。でも、立ち読み&斜め読みだけでは内容を把握しきれておらず、挫折しました。やっぱり、いいと思った本は自分で買うべきだと思い直しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.03 18:50:54
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