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カテゴリ:筆記具・ノート
ポキッと折れて、いずこかに飛んでいくのはシャープペンシルの芯。 「現場」では使ってはいけないと言われて気にし始め、使う場所を考えたりしながら、シャープペンシルの使用をやがて止めました。 もともと、シャープペンシルはBの芯を使っていました。一つの理由としては、書き味が硬いことや、濃さが薄いものは、子供のころから、もともと嫌だったということです。小学生の時も、Hの鉛筆はあまり使いませんでした。FかHBを使っていましたが、大きくなるにつれてでしょうか。やがてBを使うようになりました。 それに加えて、以前にも書いたように、ノートをスキャナで取り込んでデジタル保管しようとしていたので、薄いとうまく取り込めないということもあったのです。事務用品は会社で支給を受けることができます。Bを使う人はほとんどいないので、私専用になってしまうのですが、Bの芯を買ってもらっていました。 Bだと、芯がやわらかいので、余計に折れて飛んでいくような気がします。 シャープペンシルの代わりに、選んだ筆記具はボールペンでした。もちろん、シャープペンシルからボールペンへの過渡的な時期はありました。それは、シャープペンシルの「消せる」「消して書き直せる」というメリットをなかなか捨て切れなかったのです。 しかし、ボールペンを使って、しばらく経ってから、感じたメリット、それは、意外にも「消せない」ことでした。履歴が残る。間違えた内容が残っていて、そこに書き加えてノートができていることに、ありがたみを感じたのでした。 もちろん、スキャナ取り込み時に、文字のかすれや欠けなどのトラブルが無いことも良かったのですが、この、「プロセスを消せない」、「消さない」ことが、自分を助ける結果となるわけです。 仕事で、いろいろと計算することや、経過を記録することがあります。シャープペンシルだと、間違えたことや要らないとその場で感じたときは消してしまいます。あるいは、誤って消えてしまうこともあります。 以前のデータと比較して、どうしても計算結果が合わないときなどは、昔のノートを見直すしかありません。生のデータが記録され、プロセスが記録されているのがノートです。データ採取時のもともとのブレや、転記ミスなども、ノートを見直さないとわかりません。データのブレなども後々重要な情報となることもあります。 ノートにはプロセスこそが重要だと思います。ですから、間違いも間違いとして残します。書き直した履歴も、グチャグチャ汚く見えるかもしれませんが、そのまま残すほうがいいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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