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書けば未来が開ける!かな?

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2007.03.16
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カテゴリ:できごと

メモしないで一時的に覚えるのは海馬の働きでしたでしょうか。

でも、記録なしに長期に覚えておくことは至難の技です。でも、書いておけば割と細部まで思い出すことができます。

昔の記録を見ていたら、こんなに覚えて書いたんだという記録がありました。確か、メモするものを持たずに行った、10年前のニセコでの、神仙沼トレッキングのことです。

話が面白かったので、話を覚えて後で書きとめたのを覚えています(この話が全て正しいかどうかは保障しません)。若いときはワーキングメモリーの働きが良かったんですね。。。

改めて読んでみると、当時の情景などが思い出されてきます。これを読めば私にもガイドができる!かな?

***** 

神仙沼トレッキング 1997.9.6

熊がいない話
 ニセコには熊がいない。考えられる理由は以下のもの。
  ・餌となるミズナラ(ドングリ)の樹が少ない。
  ・ニセコ山系は連なっており、山地としては範囲が広いが、その山の間には町が結構
   食い込んだ状態となっている。
  ・火山性の土地なので、冬眠するための洞穴などが少ない。

笹について
 くま笹の話
  ・普通に生えている笹をクマザサと一般的に言うが、日本には"クマザサ"はない。
  ・クマザサは笹の葉の周りを縁取ったように色が付いた葉を持つもので、江戸時代に
   観賞用に品種改良されたもの?歌舞伎の隈取りもここから来ている。
  ・笹の寿命は約10年。ただし時差を持って生え替わるので普通は絶えることがない。
  ・笹はイネ科で穂を付けて枯れる。
 笹の葉に開いた規則的な穴の話
  ・虫が食べた跡。虫は柔らかい新芽を好むため。新芽が出たときに食べるので、伸び
   たあと横一文字に規則的な穴があく。
 笹枯れの話
  ・笹枯れは昔から不吉な予兆と恐れられ、次の年には飢饉が起こるなどと言われた。
  ・笹枯れは60年毎に起きると言われていたが、それは根拠がなく、専門家によると
   200年くらいの間隔で生ずるともいわれる。
    →すなわち今回見られたのは極めてまれなことである。
  ・他の植物にとって笹枯れは成長するチャンスである。笹が覆っていた地表をあらわ
   にすることで、笹原が他の樹木の森になる可能性があるため。

樹について
 このあたりの代表的な樹
  ダケカンバ(白樺の仲間)...繁殖力が高い。ニセコは風が強く、雪が深いので上の枝
               は暴れた状態で、幹の下はすらっと伸びている。
               木の皮は良い着火剤になる。
  トドマツ...幹が割れて樹液が出ていても、虫が寄り集まっていることはない。いわゆ
       る松ヤニの臭いで、近くでにおいを嗅げばウッとするが、希釈すれば人に
       とってスッとする臭い。ハーブも同様。虫よけの効果がある。
       成長は遅い。枝の出ている本数で樹齢がわかる。
  アカエゾマツ...繁殖力は低い。増えてくると湿地帯に近づいたサイン。
 樹についた植物
  ツルアジサイ...花はアジサイに似ている。葉は紅葉する。でも紅葉の仕方は葉の半分
         だけ赤くなるものが見られおもしろい。取ってきた葉の色を保つには
         電子レンジが良い。ティッシュにはさんで段ボールでその外を挟み、
         ひもで縛るなどして固定し、レンジにかけ、乾燥させる。
         冬には葉を落とす。しかし、花はそのまま残っている。
 樹の世代交代のしかた
  ・寿命がきて何年か何十年か一度、樹が倒れることで笹を押し倒し、地面に光が当た
   る間に(次の笹が伸びる前に)たまたまそこに落ちた樹の種があれば、生えるチャ
   ンスがある。樹の成長が笹の成長を追い抜けば大木になれる。
  ・笹枯れは滅多にないが樹にとっては繁殖のチャンス。

獣道(けものみち)
  ・獣は用心深いので人間の歩く道に交わることは滅多にない。
  ・実際にあった獣道は大きさからして、キタキツネのものと見られる。
  ・交わって通り抜けているので必ず道の反対側にもある。
 動物は省エネ
  ・笹を分け入るとなると結構なエネルギーを要する。この辺は潤沢に餌があるわけで
   はないこともあり、動物は決まった道を取ろうとする。一晩粘ればキツネに会える
   かも。
  ・冬は特に動物にとって移動が大変。野生動物は用心深いが、さらさらの雪をかき分
   けるのは大変なせいか、クロスカントリーのスキーのあとにキツネの足跡を見るこ
   とがある。さらには用心深いノウサギの足跡が見られることも。

ニセコの山
  ・チセヌプリ..."チセ"はアイヌ語で"家"の意味。山の形がさも家のよう。
  ・羊蹄山...アイヌ語で"マッカリヌプリ"

神仙沼付近の湿地帯
  ・火山性で溶岩の上なので養分が少なく、草が生えるのに時間がかかる。もし足跡を
   付けたら元に戻るまで数十年かかる。
  ・木道を通しただけでその木道の基礎が腐って栄養となり、木道の脇だけ草丈の高い
   草が生えている。影響を与えないようにしても人間が入ってきただけで大きな影響
   を与えてしまうことが多い。

神仙沼
  ・水の深さが浅いため、雪に埋まってしまう。したがって魚はいない。
  ・カエルなど冬眠できるものはいる。
  ・木道を通しただけで変化が起こっている。もし水を抜くような開発をしたら、すぐ
   干上がって笹原になってしまうだろう。笹は土が動くところ(緩い崖)や湿地には
   生えない。しかしもし乾いたらすぐに生える。間違った開発をしたらすぐに沼はな
   くなってしまうだろう。(実際に他県でそのような開発結果の例がある)

神仙沼の植物
  ・ミツガシワ...てっぺんに葉が3枚ついている。これを伝ってトンボが羽化する。
  ・ウメバチソウ...白い小さな花を付ける。この時期に咲く。神仙沼では1年でほぼ最
          後に咲く花。
  ・モウセンゴケ...食虫植物。動かないが張り付いた虫を溶かす。きれいな花を付ける
          ので、東京の大きい園芸店では取り扱っているところもある(ただ
          し輸入物)。
  ・ヒオウギアヤメ...アヤメの仲間の植物の葉は裏面しか表に出ていない。根本を見る
           とわかるが表面が内側に隠れるように折れて重なっている。
種の移動方法
 ナナカマド
  ・赤い実は鳥と業務提携。「おいしいぞ」と鳥にアピールしている。鳥に食べてもら
   って運ばれて糞として落ちて条件が良ければ発芽し、成長する。実の場合、果実が
   そのまま落ちても発芽せず、果肉が剥がされて種が裸にならないと芽が出ない。
 ドングリ(ミズナラ)
  ・ノネズミやリスと業務提携。ドングリはリスなどに運んでもらって、地面に埋めて
   もらうことで繁殖する。
  ・ドングリは埋めて時間が経つことで渋が抜けて、おいしくなる。それをノネズミは
   知ってか知らずか、貯蔵する。
  ・ドングリとしては埋めたことを忘れてもらうことが繁殖するためには必要。埋めた
   動物も埋めた場所を全部覚えているほど頭は良くないが、個数をたくさん落とすこ
   とで忘れる確率を高めている。一本の樹から3万個ほど落とす。
  ・毎年たくさん落とすとノネズミが大発生して食べ尽くされるので、周期的に豊作不
   作を繰り返すと言われる(この説には賛否があるが)。
  ・ノネズミが増えるとそれを捕食する狐などが増える。
 カエデ
  ・風と業務提携。羽根付きの種が特徴。手にとって投げるとくるくる回って地面に落
   ちる。だがそれだけでは自分の根本に落ちるだけで意味がない。そこで、樹からむ
   しり取るためには強風が吹く必要がある。台風シーズンの秋の強風に乗って長距離
   を飛翔する。
 オオバコ
  ・人や動物と業務提携。元々神仙沼周辺の森にオオバコはなかった。人の靴の裏など
   についてきたのだろう。
  ・オオバコは踏まれるところに生えるもの。ただし、晴れの日は張り付かないので踏
   まれ損。濡れると種子に粘りけが出て踏まれると足の裏などに張り付く。
  ・種を手にとって揉むと籾殻が剥がれそれを吹き飛ばして籾だけにして濡らすとネバ
   ネバする。

トンボの話
 オオルリボシヤンマ...この辺ではよく見られる。オスは水色の模様。メスは緑色の模様。
           それぞれ美しくつがいでいるとまた美しい。しかし、死ぬと色が
           抜けてしまう。牒は隣粉で彩られているため、色は失われないが、
           トンボは標本にすると色が抜けてしまう。それで、幸いなことに
           トンボコレクターは世の中にいない。
 アキアカネ...赤トンボは山で生まれたときは黄色い色をしている。涼しくなるにしたが
       ってふもとに降りてくる。それと同時に色が赤に変わっていく。おそらく
       最初に名前を付けた人はふもとで秋に見たのであろうが、もし、山で夏に
       見たとしたら、ミヤマキトンボなんて名前になったかも。






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Last updated  2007.03.16 20:38:24
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