両目で見る!かな?
お久しぶりです。パソコンを使うと目が疲れますね。私の目もご多分に漏れず、ピント調節機能が低下して見えなくなったとばかり思っていました。それで、めがねを作ったことは以前に書いたとおりです。今日は私のめがねのレンズを入れ替えて、とても見えるようになり、久々に感動したので、そのことを書きます。先週、めがねのレンズを入れ替えたんですね。見えるレベルのものに。 片目(左目)だけ、+1.75のものになりました。でも、まだ左目だけでは手元の細かい字は見えないレベルです。それでも、見えるんです。立体的に。今まで見ていたものはなんだったのか。そんな気持ちになります。今日も子供と一緒に公園に行き、連なる木々をぼんやりと眺めていました。木々の天辺付近の連なり、奥行き感、葉の一枚一枚、それらが風に揺られて表と裏がひらひらと返りながら、さながらキラキラするかのごとくに動く様子。どれが手前にあって、どれが奥にあるのかが、細かさを伴ってわかるのです。まるで立体映像のよう。いや、今までが奥行き感に乏しかったのです。ここまで、ホントは見えるんだ。本人はそれとは気づいていなかった片目の世界では、薄っぺらに見えていたものが、今は圧倒的な奥行き感で目の前に広がっています。*** 先日会社で健康診断があり、視力検査もありました。私は左右の目で視力差が激しくあり、右目は1.2、左目は0.3でした(目に力を込めると恐らく左は0.6位までは上がるようです)。百均などで売っている老眼鏡を左目にあてると結構良く見えるようになります。それで、自分の目は老眼なのだとずっと思っていました。視力検査のあと、やっぱり見えないのは困ると思いました。実際に、右目に頼り切って見ているので、夕方になると、めがねなしではノートや書類を見るのに支障が出るときが多いのです。作業中に字が見えない。舌打ちしたくなる気持ちでめがねケースを取り出し、めがねをかけます。このめがね、実は良く見える右目について若干のプラスの矯正で手元が見えるようになっているようなのです。その証拠に、右目を閉じると、ほとんど字は読めません。まあ、それでも、めがねをしたほうが確実に見えるようになるので、仕方なくかけて作業していました。でも、遠くを見るときは、右目のレンズでは若干ぼけ気味になります。それで、仕方なく鼻メガネっぽくなって、何か老けた感じになります。何か釈然としない不便感というかもやもやしたものが、心の中にありました。左目でも字が読めるように矯正できればいいのに・・・。めがねを使うたびに、不満がこみ上げてきていました。でも、めがね屋で左がはっきり見えるレンズを入れると、像が二重に見えてしまい、しかも、度のキツさがキュッと締め付けるような感覚を目に与えます。負担がかかるようなのです。しかし、やっぱり何とかしたい思いは膨らむばかり。先週、意を決して眼科を受診することにしました。「今日はどうしたいのですか。」「見えるめがねを作りたくて。できれば、手元用ではなく、作業や会議でもずっとかけていられるものを」レンズを次々と入れ替えて、たどり着いた先は、遠近両用レンズではなく、左目の度数を上げることでした。でも、十分な視力まで度数を上げると、右目で見える像と左目で見える像が重なりません。少し度数を落とした設定で落ち着き、処方箋を書いてもらいました。「私の目は老眼なんでしょうか。」「遠視ですね。」「えっ、そうなんですか?」結局のところ、私の左目は遠視だったのです。遠視って軽い遠視だと遠くがよくみえるそうですが、度が進むと遠くも近くもぼやけて見えないのだそうです。私の左目は今思えばまさにそうでした。ちょっと不安な気持ちで、めがねを買っためがね屋さんに行き、レンズを入れ替えました。処方を見ると、右目のレンズはそのまま。左目だけレンズを入れ替えることにしました。薄型ではない一番安い標準のレンズでお願いしたら、なんと1750円。作ってもらったらやっぱり度がきつい感じがします。「失敗したかな」ということばが頭の中で繰り返されました。でも、1日かけていると慣れてしまいました。今はとにかく良く見えるので、1日かけています。1750円でこの見える世界が得られるのなら、あまりに安いものです。眼科で言われました。「遠近両用はまだ早いと思います。」それほど衰えていなかったのかと知ったとき、ちょっとホッとしたのでした。しかし、そのあとに、「たぶんあと2、3年で見えなくなってくるよ(老眼になるよ)。」と言われましたが。。。※本文中のリンクは過去の記事へのリンクです。