昨日から急に寒くなった広州です。
午後から北風が急に強くなり気温も６度ほど急降下しました。
まあ、１月ですから２０度以上もあるのがおかしいくらいで、本来の冬に戻った感じで、１８度ほどまで下がりました金曜は２４度もありましたから汗ばむ位で急激な気温変化は風邪に注意が必要です。

　さて、シンセンですが、最近広東省の最低賃金上昇と、物価高のあおりもありなかなか思うように必要な給料で人が集まらなくなって来ています。
　更に、発展が凄まじく、特にシンセン地区は裕福になった事もあり、中小企業、とりわけ委託加工工場などは敬遠される傾向もあるため地方に移動しているのも実態です。
　よってかつては一光を風靡したシンセン、宝安地区は今では住宅化が進み、かつての工場群は取り壊され新たにマンションへ生まれ変わろうとしています。
　宝安新中心地区などもマンションがどんどん建てられ、古い雑居ビルが撤去されていました。
　これからは住宅地域に生まれ変わり、サービス産業が発展していくのでしょう。
　ここ広東省では最低賃金が上がり物価も上がってきている為、生活は厳しくなる一方で工場では人が集まらない傾向が一段と強くなってきています。
　ワーカー以外の人材も思うような人材が希望する給与では集まってこない状況です。
エンジニアクラスでは募集すると応募はそこそこあるのですが、能力などが追いつかなかったり、この人はと思えば要求給与が高すぎて来て貰えない状況です。これらは何処の企業も同じようで、頭が痛い話です。
　一方学卒では求職しても仕事にありつけないほど人余りと言うか、大卒者が急増したことも一因で、これらの新卒者は安価ですぐに集まるのですがスキルのある人材は二三年で去っていくため安定性が欠しく、オペレーターならまだしも、技術者としては教育したらいなくなる為正直、簡単に受け入れがたい方たちです。

　これからの中国は高速発展経済がどの様になるのか非常に不安である一面もあります。