毎日どんよりとして雨がふり、日中だと言うのに薄暗い広州です。
湿度も高く、洗濯物も乾きが悪いですね。
それよりも気温が低く、しまった冬服を引きずり出しました。

さて、先日の新聞に各省毎の財政に対する透明度調査の結果が出ていました。
全ての省ではなく上位３０の政令指定都市４市を含む、省、自治区が対象です。
色々な点数があるようで満点で１１８０点とのことです。
見事一位に輝いたのが福建省でした。しかし一位の得点は７４０点ほどで、１００％満点に換算して６３％程度での一位です。
その他の地域は以下の通りですが、２位以降はかなり得点が落ち、第二位は内蒙古で４００点で３４％とぐんと低下しており、以下は安微、北京、遼寧、江蘇、天津、四川、河南、青海、広東（１１位）広東省では２４１点２０％、上海は１５位で２２４点１９％、３０位は甘粛省で１７５点、約１５％でした。
下位の省になるとどんぐりの背比べ状態で透明度は２０％にも満たない結果です。
　そのくらい各省の財政の使途などが不透明である事を証明するような結果になっています。
　昨今、政府高官の公費を使った出張旅行や、高価な買い物、公費による接待食事など、ネットで暴かれて職を失う高官が多く、それだけいい加減な費用の消費を行っているのです。
　確かに自動車にしても高級車を買いますし、土日など休日も公私の区別無く乗り回しますし、使途不明金も非常に多い物と予測されてなりません。
　兎に角、無駄と思われる予算の使い方が多く目に付きますね。
　不正も多く、グレーな使途も多く、これらを健全な状態にすれば、農村部や過疎地区、貧困層、医療保険などすぐにでも改善が出来るのですが。

　よって、景気対策などで多くの財政資金が使われますが、これらの使途など誰がきちんと管理し、適正かを見定める事が出来るのか議論されています。