テーマ:食虫植物の話(62)
カテゴリ:庭の花
ウサギゴケ
草むらのなかで、2匹のウサギがピョ~ンと跳ねているように見えます。 長い耳に、よく見れば顔まであって、ウサギゴケという愛称がぴったりです。 本名は「ウトリクラリア・サンダーソニー」、南アフリカ原産の食虫植物です。 食虫植物と言えばハエをパクリと捕まえる少々不気味なイメージがありますが、ウサギゴケはそれとはかけ離れたとても愛らしい姿をしています。 日本に自生するミミカキグサの仲間で、地上で虫を捕らえるのではなく、土の中でプランクトンなどを捕食します。 ▲湿地に自生する植物です。 ハイドロカルチャー用の鉢と水苔で、常に湿った状態で育てています。 15度以上の適温を保てば年中咲くそうですが、ウチでは年中屋外での栽培なので開花するのは初夏と晩秋です。 暑さ寒さにも意外に強く、冬は霜よけ程度の保護でも越冬しています。 ▲小さな葉が苔のように地表に密生します。 ▲根の所々に見える、白くて丸い部分が捕虫嚢(ほちゅうのう)です。 この捕虫嚢でプランクトンを捕らえるのだそうです。 --- ウサギゴケ(ウトリクラリア サンダーソニー) Utricularia sandersoni 分類:タヌキモ科タヌキモ属 多年草 花期:通年(適温時) →食虫植物を探す
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