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テーマ:愛犬のいる生活(77269)
カテゴリ:怪我・病気・薬・予防
☆ 今日は目の病気のお話です。
いつもより文字が多くなりますが、お付き合い下さい。 タイトルを「白内障」とすることも躊躇われましたが、 「そうかも?」と不安を抱えている飼い主さんがいらしたら、 少しでも参考になれば、と思い、検索しやすいようタイトルとしました。 さくらは、、、右目が白内障となり、既にほとんど見えていない状態となりました。 (左はまだ無事です) 先月7歳になったばかり。 早すぎる発病に、私自身が受け止めきれずにいます。 犬も人も、年をとれば発病の可能性が大きい病気です。 ですがそれは、10歳くらいになってから、徐々に目が白く濁って 「ああ、年をとったのね」と思うようになるのだと考えていました。 ところが、最近時々右目が黄色く光っているように思えるようになりました。 まぁるく、黄色のカラーコンタクトを入れているような感じですが、 ほとんどの時は普通の黒目に見えていたので、「光の加減かしら?」と訝しむ程度。 けれど、それが何度も気にかかるようになり、じっくり目を覗き込むと、 微かに右の方が白っぽいのでは?と不安になり、月曜日、病院へ連れて行きました。 さくらの目を覗き込んだ先生、「確かに何かありそうですね」と眼底検査をすることに。 眼底検査は、人間と同様5分おきに3回、瞳孔を開く目薬を点眼してから診察となります。 待合室で目薬の時間を待つ間も、DVDで流れていた犬の病気の「ドライアイ」が さくらの症状と似ているな~、などと思っていました。 検査の結果は白内障、それもかなり進行した段階であるとのことでした。 視野は僅かに内側が残っているだけ。 大部分は失われていました。 あまりに突然の発病、そして急激な悪化に、先生も過去の血液検査の結果を見直すほど。 (白内障の原因のひとつに、糖尿病がある為でしょう) 万が一、白内障だとしても、まだほんの初期だろうと甘く考えていた私は、打ちのめされました。 帰宅後、さくらを抱いたまま、声をあげて泣いてしまいました。 頂いたパンフレットを見ると、前兆として思い当たることがなくもない。。。 毎日一緒にいながら、どうして気づいてあげられなかったのだろう。。。 進行が驚くほど早かったというのは、裏を返せば1日でも2日でも早く病院へ行っていたなら、 1mmでもmmでも多く、視野を残せたのではないだろうか。。。 まだ、7歳になったばかりなのに。。。 自分の不甲斐無さと、さくらへの申し訳なさで、涙が止まりませんでした。 そんな私に驚いて、一生懸命顔を舐めて慰めてくれるさくらに、ただ申し訳なくて…。 でも、泣いてばかりもいられません。 白内障は、治る病気ではありません。 が、命に係わる病気でもありません。 さらにひどくなった段階で、手術をするかどうかを選択することになるでしょう。 今唯一できることは、進行を遅らせる目薬を朝晩点眼することだけです。 毎日、さくらと格闘しながら点眼しています。 さくら自身はいたって元気で、片目でも、いつもと変わらず上手にボール遊びをし、 お散歩にも行き、ご飯もおやつもペロリです。 お散歩の時、見えなくなった右側は私が気を付けよう。 目薬も、頑張ろう。 もしもっと目が悪くなったら、カートを買ってお出かけしよう。 目が見えなくなっても、寝たきりになっても、ずっと一緒に過ごそう。 一緒にいてね。 追記:2019年5月現在、さくらの白内障は進み、 右はほぼ見えず、左も7,8割の視野が失われました。 が、14歳となっても残った視野で元気にお散歩しています。 目薬の効果か、見た目もそれほど真っ白ではありません。 (発症後7年経った様子が気になった方は、こちらへ → ☆ ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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