アカデミックな一日
今日は山荘のある長和町の「黒曜石のふるさと祭り」に行ってきました。ブランシュたかやまスキー場の近くにある黒曜石体験ミュージアムで講演とシンポジウムが昼食とミニコンサートをはさんでありました。黒曜石は縄文時代矢じりなどに使われたガラス質の石です。このミュージアムがあるあたりの星糞(ほしくそ)峠に縄文時代に黒曜石の採掘址がたくさんあります。その黒曜石が日本のあちこちから発掘されているとのこと。アカデミックな一日のわりに写真がおそまつなんですが^_^;午前の講演が終わった後、ダッタンそばと豚汁がふるまわれました。そして地元の中学生お手前もありました。昼食後のミニコンサートでは小学生が手作りの縄文太鼓とコカリナの演奏をしてくれました。さらにシンガーソングライターのお姉さんの歌と二胡の演奏がありました。午後からはシンポジウムがあり基調報告が3件ありましたが、そのうち2件は地元の中学生です。彼らは授業で黒曜石発掘調査に加わって色々調べ、考察した結果を発表しました。わが故郷をよく知るための体験と考察は素晴らしい発表でした。昨年も行ったこのお祭りですが、また違った面で黒曜石について知ることができました。昨年の日記はこちらとこちらです。* このあたりは「星糞峠黒曜石原産地遺跡」として国指定の史跡となっている。縄文時代の国指定の遺跡は数多くあるが、「原産地遺跡」というのはただ一つここだけとのこと。