2017年に観た映画 中期
ホゲェ~。宮繁之監督『ルパン三世 GREENvsRED』意外とシリアスで面白かった。勝手に『ルパン三世』の最終回に決めた。押井守版『ルパン三世』がこんな感じだったはず。斉藤潤一監督『重い扉 名張ぶどう酒事件の45年』東海テレビのドキュメンタリー。これ冤罪でしょ?斉藤潤一監督『黒と白――自白 名張ぶどう酒事件の闇』まだまだ言えることがあるのがすごい。冤罪説濃厚斉藤潤一監督『毒とひまわり 名張ぶどう酒事件の半世紀』弁護団の戦いに密着。国は何を恐れて、何に拘っているのか?斉藤潤一監督『光と影 光市母子殺害事件弁護団の300日』事件の是非はともかく弁護士ってすごいなあ。。。斉藤潤一監督『罪と罰 娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父』壮絶すぎて言葉を失います。斉藤潤一監督『裁判長のお弁当』裁判長にもいろいろあって、この方はかなり良心的なほうでは?裁判長の仕事って大変なんです。斉藤潤一監督『検事のふろしき』面白かった。皆それぞれの立場で頑張っているんです。常識人であれば分かる。土方宏史監督『ヤクザと憲法』ドキュメンタリーとして「つっこみが甘い」との指摘が多いが、つっこみすぎると撮影を拒否されるのでこの程度が限界だと思う。それにしても「ヤクザにも人権がある」と主張する出演者たち(現役のヤクザ)。反社会的なことをして何寝言言ってんだ?土方宏史監督『ホームレス理事長』この人は組織のトップとして全然ダメ。降旗康男監督『居酒屋兆冶』環境映像みたいな映画。降旗康男監督『ホタル』面白くなかった。三池崇史監督『DEAD OR ALIVE 犯罪者』何べん観てもラストシーンが素晴らしい。三池崇史監督『DEAD OR ALIVE2 逃亡者』続編?姉妹編?面白くなかった。三池崇史監督『DEAD OR ALIVE3 FINAL』続編を作れば作るほど面白くなくなっていくところが面白い。小沢茂弘監督『博徒一家』鶴田浩二と高倉健が大暴れ。この時の東映はやや迷走気味。石井輝男監督『現代任侠史』高倉健と菅原文太のダブル主演なのに決定的に何かが足りない。鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』やりたい放題作った感じ。ストーリーはあるような、無いような。よくヒットしたな。鈴木清順監督『陽炎座』もっとやりたい放題作った感じ。訳が分かりません。鈴木清順監督『夢二』沢田研二主演。シュール&バブル。今では企画通りません。萩庭貞明監督『ミナミの帝王 長編版1 運命』萩庭貞明監督『ミナミの帝王 長編版2 陰謀』萩庭貞明監督『ミナミの帝王 長編版3 裏切り』萩庭貞明監督『ミナミの帝王 長編版4 屈辱』萩庭貞明監督『ミナミの帝王 長編版5 逆襲』初の連続もの(5時間)。ただしグタグダすぎて伏線がとっ散らかったまま終了。ある意味すごい。萩庭貞明監督『ミナミの帝王6 欲望の街』おなじみのテーマソングが本作から使用されます。印象に残ったのはそれだけ。萩庭貞明監督『ミナミの帝王 破産・金融屋殺し』Vシネとしてではなくよみうりテレビで放送用に作られたもの。内容はいつもと同じ。岡本喜八監督『着ながし奉行』テレフィーチャー。さらっとした仕上がりながらもぐいぐい魅せます。おかひでき監督『ウルトラマンサーガ』あれもこれも詰め込みすぎ。黒澤明監督『天国と地獄』ラストがもやっとする。『怪奇大作戦』の原点?森達也監督『FAKE』森達也の挑発に乗っかってしまい佐村河内守は新曲を創作。ものすごいチープな曲で笑えた。やっぱりこの人は嘘つきでした。えらい饒舌な割に外国人記者からの核心を突いた質問には平気で逃げる。こういう器用な人間に憧れます。鈴木敬晴監督『実写本番ONANIE』清水大敬主演。真面目な作りで面白かった。この監督は清水大敬の偽名?香月秀之監督『デコトラの鷲 会津・喜多方・人情街道!』香月秀之監督『デコトラの鷲 恋の花咲く清水港』『トラック野郎』をよく研究しているが金が無いとダメだ。増村保造監督『兵隊やくざ』勝新と田村高広主演。大傑作。面白過ぎ。堀川弘通監督『王将』勝新と中村玉緒主演。これも傑作。面白かった。勝新太郎監督『座頭市』ストーリーはほとんどなし。イメージのみ。色々なものを削ぎ落とした感じ。勝新的には良くても観ている側は微妙ですな。斉藤耕一監督『無宿』勝新と高倉健主演。ひたすら地味だけど面白い。時々観返したくなる一本。舛田利雄監督『影狩り』石原裕次郎に浪人役は全然似合わない。舛田利雄監督『影狩り ほえろ大砲』石原プロも劇画ブームに便乗しましたが早くも迷走。出目昌信監督『パリの哀愁』沢田研二主演。バカみたいな映画でした(笑)。本多猪四郎監督『キングコング対ゴジラ』何べん観ても飽きない。ゴジラのキャラクターを変えて成功した『シン・ゴジラ』の原点。本多猪四郎監督『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 南海の大怪獣』かなりレベルの高い作品にもかかわらず評価がイマイチ。良く出来てるのになあ。郷力也監督『ミナミの帝王ヤング編 金貸し萬田銀次郎』原作者自らメガフォンを取った一本。しかもエピソード0。ただし面白くなかった。もちろん竹内力は出ていません。安田公義監督『大魔神』特撮がスゴすぎ。三隅研次監督『大魔神怒る』三隅研次も撮ったのね(笑)。森一生監督『大魔神逆襲』本作のみ子どもが主演。一番面白かった。お話的にもちょっと泣けたりして。酒井信行監督『京極夏彦 怪 隠神たぬき』酒井信行監督『京極夏彦 怪 赤面ゑびす』酒井信行監督『京極夏彦 怪 福神ながし』長い。短かったらもっと面白くなったのに。金田治監督『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』金になるから作るんでしょうな。松山善三監督『ふたりのイーダ』面白かったけど構成がチグハグ。カルト映画寸前。ドン・シーゲル監督『ダーティー・ハリー』山田康雄の吹き替え版が観たかった。北野武監督『アウトレイジ』予想通りのオチ。役者たちがギャーギャー怒鳴り合うだけの映画。駄作。北野武監督『アウトレイジ・ビヨンド』前作のつまらなさがウソのような傑作。登場人物たちは相変わらず揃いも揃って馬鹿ばかりですが。北野武監督『龍三と七人の子分たち』良くも悪くも芸人たけしの色が強く出ている点で評価の分かれるところ。井上昭監督『傘次郎・新子捕物日記 夫婦河童』勝プロ制作のテレフィーチャー。連続テレビシリーズが観たかったけど当時の勝プロにそんな体力は無かったか?井上昭監督『傘次郎・新子捕物日記 夫婦十手』二本撮りか?渡瀬恒彦と原田美枝子がすっぽんぽん姿で熱演(浜辺で)。勝プロは音楽の使い方が上手いなあ。田中徳三監督『京都妖怪地図 嵯峨野に生きる900歳の新妻』田中徳三監督『京都妖怪地図 きらら坂に住む400歳の氷女』原田雄一監督『京都妖怪地図 嵯峨野に生きた900歳の美人能面師 葵祭の夜にせつなく濡れて・・・』貞永方久監督『京都妖怪地図 時空を超えて時代祭りに甦る愛の伝説!1200歳の美女vs霊感デカ』松竹京都映画によるテレフィーチャー。画作りは相変わらず素晴らしいですがちっとも怖くありません。霊感デカは芦屋雁之助。高橋良輔監督『ドキュメント太陽の牙ダグラム』また観てしまった。良く出来た映画です。香月秀之監督『デコトラの鷲 愛と涙の男鹿半島』香月秀之監督『デコトラの鷲 火の国熊本親子特急便』『トラック野郎』スピリッツを正しく継承してますが・・・。最終作のラストはダメ。なんであんなラストにしたんだ?だから『デコトラの鷲』はダメなんだって!加藤泰監督『日本侠客伝』ヤクザ映画の体裁をとりながら実際は左翼活動応援映画。アカ嫌いの東宝がよく作ったな。70年代は各社どこも迷走してたんですな。三隅研次監督『酔いどれ博士』勝新版ブラックジャック。猛烈に面白かった。天才子役時代の小林幸子や村田秀雄時代の団時郎も出ているよ。田中徳三監督『続兵隊やくざ』田中徳三監督『新・兵隊やくざ』毎回ラストで軍隊から脱走に成功するのに、必ず次回作の冒頭で軍隊に捕まってしまうパターンがバカバカしくて面白い。内容も観ててスカッとする超娯楽作。田口清隆監督『劇場版ウルトラマンXきたぞ!われらのウルトラマン』悪くは無いけど何でこんなに浅いんだ?マイケル・ウィナー監督『スーパー・マグナム』チャールズ・ブロンソン演じるポール・カージーが勝手に自警団を結成。44マグナムをぶっ放して街のならず者たちを殺しまくるファンタジー映画。初老なのにマッチョ。そして美女にモテたりする。バカ映画なのにやたら音楽がカッコイイ。畑正憲監督『子猫物語』動物虐待映画として世界中からいまだに熱く注目され続けている。確かにありえない展開の連続に度肝を抜かされました(子猫を箱に入れて川に流すとか、蛇と戦わせるとか、断崖から海に突き落とすとか、)。主役の子猫(チャトラン)は20匹いたという説もあり。DVD発売中。