|
テーマ:心のままに独り言(8602)
カテゴリ:座頭市物語
男なら~。 佐野史郎
座頭市物語 第7話「市に鳥がとまった」 脚本 池田一朗(隆慶一郎) 監督 田中徳三 今回のゲストは何と石原裕次郎。やくざ同士の抗争。市は角政一家の助っ人に雇われバイト感覚で参加。そこに藩の鳥見役・三沢半平(石原裕次郎)が現れ「鳥も何かも驚いていなくなってしまったではないか。馬鹿者が!ここはお狩り場だ。早々に引き上げい」と告げる。角政親分(やまりん)ぶち切れるが、市が仕込み杖を一振りして角政一家を威嚇。引き上げたものの角政親分の怒りは収まらず。いつまでもぐちぐち言い続ける角政親分に今度は市がブチ切れ。報酬を叩き返して一家を後にする。さっさと街を出ようとしていると伍助という若者に弟子にしてほしいと呼び止められる。「お前さんの商売は何でございやす?」「…百姓だあ」その一言を聞いてぶち切れ。伍助の顔面を殴打。「お百姓しているのが何が恥ずかしいんだ?お百姓の世間の人のためになる仕事だぞ」。伍助は五男坊で役には立たないためやくざになろうと思ったと話す。「やくざってなあ人間のクズよ。分かったな。家へ帰えるんだ。帰えるんだよ」と追い払う。その後、市は半平と再会し無益な殺生をしなくて済んだと互いに礼を言う。半平の肩に鳥が止まっているが、殺気がある市に止まろうとしない。角政親分は家老の島田甚左衛門となかよし。島田は角政親分に邪魔者の半平抹殺を命令する。半平は軽輩だが殿様と幼馴染であり、剣の腕前は道場でも五本の指に入る。そんなこんなで半平、市、後からついてきた伍助の三人は焚火を囲んで一夜を過ごす。伍助は半平が殿様の友達と聞いて驚く。それでも働かないといけないのか?「俺は好きでやってるんだが食わなきゃならんしな」。貧しさに身分は関係ない。半平の場合「鳥や獣と心が通じることで結構楽しくやってるがな」と話す。半平の佇まいに憧れた市は翌朝、鳥たちにフレンドリーに接するが相手にされない。「あっしは目が見えねえもんだから年がら年中ピリピリしてるけどお前さんたちに何かしようってんじゃねえんだよ。仲良く…ダメかねえ」。半平は市にものすごい殺気があると指摘する。市も半平に殺気を感じるが、一度も人を斬ったことがないと言う。「侍なのにな」。角政親分は半平を襲撃しようとするが、市が付いていると知って警戒する。市は仕込み杖を抜こうとするが「それがダメなんだ」と半平に嗜まれる。半平は鳥竿に着けた鳥もちだけで角政一家を一網打尽にする。そんなこんなで伍助の母親と妹が角政一家にさらわれてしまう。伍助に代わって市が二人の救出に向かう。「これがやくざのすることだぞ。人間のクズだ。お前は自分から進んでこのクズになろうとしてるんだぞ」。市は単身乗り込んで角政一家のやくざだちを滅多斬り。そこへ半平が「こら市!余計なことをするな」と駆け付けて島田と対峙。半平は殿へ今回の件について上申書を出したと言う。それを聞いて島田はうずくまる。そして往生際の悪い角政親分を市が叩き斬る。島田が切腹したと聞いた半平は「やっぱり斬らんでよかった。斬っていれば御家断絶だからな」と市に話す。その時、市の肩に鳥が止まる。「市、鳥が楽しそうにお前に喋っているぞ」「え?喋ってくれてますか?じゃあっしのことを怖がらねえでいてくれてるんですね」。お・わ・り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月16日 18時49分55秒
コメント(0) | コメントを書く
[座頭市物語] カテゴリの最新記事
|