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テーマ:心のままに独り言(8579)
カテゴリ:座頭市物語
あなたの「夢」をあきらめないで!
座頭市物語 第23話「心中あいや節」 脚本 星川清司 監督 勝新太郎 大雪の福井でロケ。重い、暗い、寒いの超絶映像。映画と同じ35mフィルムで撮影。『座頭市』である必然性がないと勝新が認めるほどドラマ重視。シリーズ最大の傑作。市は瞽女のおさわ(浅丘ルリ子)とおさわの面倒を見る少女・おとよ(吉沢京子)と旅を続けていた。三人が到着した宿にはとある大庄屋の息子・佐八(松平健・新人)が待ち構えていた。佐八は地位と妻子を捨てておさわを追いかけてきたのだ。瞽女には恋愛御法度という厳しい掟があり、破った者は「はなれ瞽女」として仲間外れにされる。おさわは「はなれ瞽女」だった。その夜、宿でおさわのライブが開催される。超満員の観客は迫力の生演奏にノリノリ。ライブは成功に終わるが、客の中に加平次(石橋レンジ)の姿があった。市はおとよからおさわと佐八の経緯を聞く。おとよはそれでもおさわについていくつもりでいる。おさわの演奏に魅了された市もついていきたいぐらい。しかし「嫌なことが起きなければいいけど・・・」とおとよは気にかけていた。翌朝、市はおさわたちに別れを告げる。そして入れ替わるように佐八が旅を共にする。おさわはかつての瞽女仲間で「はなれ瞽女」になっていたおきくと再会する。おきくは村の男と一緒になったがすぐに別れ、別の男と暮らすようになったものの「はなれ瞽女」として世間から差別を受けていた。その後、授かった子どもを堕ろし、身体も衰弱し、乞食同然の生活を送っていた。もう一度おさわのあいや節を聴きたいと、おさわが来るのを待ち続けていたと話す。おきくはおさわはあいや節を聴きながら赤ん坊の幻覚を見ると雪の中で息を引き取る。旅を続ける三人の前に加平次が現れおさわを殺そうとするが、市が駆け付けたことで事なきを得る。その後もおさわは「はなれ瞽女」ということで門付けをしても追い払われ、泊めてくれる宿もない。おさわを「はなれ瞽女」にさせたのは佐八の父親・作衛門(加藤嘉)だった。佐八は男女の仲でなくても構わない、おさわの傍にいたいと思うようになり何もかも捨てた。おさわも同じ思いだったが佐八の傍にいることが怖く、むしろ遠く離れている方が安心して一緒にいられるような気がしていた。加平次はおさわを殺すために作衛門が雇った殺し屋だった。ある日、作衛門は佐八とおさわの仲を許し二人を迎え入れたように見せかけて、佐八の嫁と赤子を引き合わせる。佐八は「やっぱり納まるところに納まるのが一番だ」と呟き作衛門は安心する。一方、市は佐八との仲が認められたことを素直に喜び、おさわを祝福する。おさわから「じゃ明日・・・」と声を掛けられるが胸騒ぎを覚える。おさわと佐八は小屋を抜け出していた。市は二人を追う加平次を激闘の末に仕留める。翌朝、浜で死んでいるおさわと佐八の姿があった。吹雪の中、愕然とするおとよ、佐八の妻、作衛門、市。お・わ・り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月16日 21時16分26秒
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