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カテゴリ:中国
飛行機で隣に座った中国人が読んでいたのは、ハリエット サージェントの上海だった。日本語版には魔都100年の興亡という副題がついている。 上海でなにが起きていたかそのいかがわしさのすべてや、人がうごめき、生きるためのエネルギーの渦が記録されている。
タンタンシリーズの青い蓮 (Le Lotus bleu)には、上海の町並みが描かれ、日本人が西欧列強のまねをして横暴な振る舞いをした1930年代のきな臭い空気が描かれている。ちなみに青い蓮とはあるアヘン窟の名称のこと。 エルジェの漫画は、映画インディージョーンズにも影響を与えているし、1コマ1コマの描写の鋭さが今でも引き込まれる魅力がある。 うちの子が毎日かあさんにはまっている。タンタンもそれとおなじく新聞連載だった。(新聞連載強し) コマ割は、のらくろのようでもある。整列したマスの中で物語が進行する。注目すべきは1コマ1コマに書かれた正確な描写で、これが、このマンガの魅力を高めている。テレビもない時代にマンガから得られる現地情報が最大の魅力である。世界の知らない場所を知るわくわく感がある。 上海万博に行く前、予習にちょうどいい素敵な漫画。
上海 百年の物語 激動を生き抜く ←家に帰って、ご飯を食べて、焼酎お湯割を飲んでいたら、爆睡してしまいました。録画予約もしてない。貴重な映像を見たかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.26 05:31:28
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