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カテゴリ:韓国
大阪で食べたフグ料理は適度に薄く切られた切り身を出しの効いたぐつぐつと煮えたぎった鍋にくぐらせしゃぶしゃぶのようにして食べる。 身はくるりと巻き上がり、ぷりぷりとした食感が口の中ではじける。
韓国のフグ料理はそれとは違う次元にある。 フグの種類もいろいろあり、フグの炒め煮、フグの天ぷら、フグのスープと出される。 いろいろなフグのいろいろな食べ方が示される。 それぞれおいしいし、ガッツリフグを食べた満足感がある。
子ども達に大人気だったのがフグ天ぷら(ポッティギム)である。写真の中央の天ぷらみたいなものである。その右側は、フグの皮とセリを合わせたものだ。
フグの炒め煮(ポップルコギ)はセリとコチジャンとチョッカル(塩辛)を加えたものだろうか。 焼かれた骨付きのフグが韓国色に染めあがる。 韓国のお父さんは、ワサビとしょうゆを頼んでいた。 このフグはわさびじょうゆで食べるのがいいと言う。
フグチリ(ポッチリ)はノーマルと辛いバージョンがあり辛い(メウンポッチリ)のを頼む。 ノーマルも飲んでみたがフグの身だけからダシをとったスープが体にしみる。 ホカホカしてくる。 韓国料理は素材のうまみ成分を引き出すことがわかっている料理だと気が付く。 魚や野菜からうまみがどこにあるかを分かって引き出す。
キムチとキムジャンが無形文化遺産として認定される見込みだが、いろいろなものを掛け合わせて素材の重ねたうまみを引き出すうまさは韓国の奥深さにもつながる。
日本のフグ料理と似ているようで、異なる部分がある。 ガッツリ食べる満足感を得たければ韓国でフグを食べるべきだ。 こんなに肉厚のフグは口にその頬張る達成感がある。
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