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カテゴリ:血栓症
病気の症状がなく、毎日元気に過ごせていることを「健康」な状態と一般的には言います。少々便秘気味だとか、肩が凝るとか、時々風邪をひく程度で、自分が健康ではないと思う人はあまりいないはずです。また、集団検診などで『異常なし』と診断されれば一安心するというのが普通でしょう。 しかしまた、小渕首相や高円宮様の例でもわかるように、突然死というものも決して少なくありません。すでに国民病とも言われる糖尿病は予備軍も入れれば軽く1千万人を超えます。 こうした人たちも発病前は自分は健康だと思っていたのではないでしょうか。しかし、体の異変は発病のずっと前から始まっているのです。その中には後から考えれば予兆と言えるものもあるのですが、まず気づく人は少ないでしょう。 よくガン検診で異常なしとされたのに、半年後にはガンで入院というケースも珍しくありません。それではこの人は異常なしとされた検診の時、ガンは無かったのでしょうか?もちろんあったのだと思います。もちろん検査に問題があったということも考えられますが。たぶん通常の検診では気がつかないほどの大きさだったのでしょう。 それでは例としてガン細胞の増殖について考えてみましょう。一つのガン細胞が体の免疫機構をかいくぐって増殖を始め、ついには一人前のガンになるまでの期間を5年間(60ヶ月)としましょう。また、細胞が分裂してから次に分裂するまでの時間は一定と仮定します。 (分裂回数)(細胞の数)(経過時間) 1 10 1000 15ヶ月 20 100万個 30ヶ月 30 10億個(1g) 45ヶ月 ←早期発見! 40 1兆個(1kg) 60ヶ月 いかがでしょうか?1個の細胞が発見できる大きさになるまでにすでに45ヶ月と、全行程の4分の3も進行しているのです。ガン細胞が増殖を始めて3年程度(36ヶ月)では、目視ではまず絶対に発見できません。 以上の例は、体の不調というものは、症状として表れるまでに長い道のりがあるのだということを表したものです。今回はそれをガン細胞を例にとって説明したのですが、他の生活習慣病(例えば糖尿病)も同じです。 ガン細胞などは、誰でも毎日多数発生しているはずですが、ほとんどが免疫機構が撃退しているのです。何らかの理由で体の免疫力が落ちているときに、ガン細胞は生き延びることができるのです。そういう意味では、常に高い免疫力をキープするというのが極めて重要だということがわかると思います。 ガンに限らず、多くの病気が免疫力が落ちているときにその芽が生まれます。ですから、免疫力を高く維持することは健康を維持するためには極めて重要なことなのです。免疫力については、いままでも色々書いてきましたが、またいつかまとめて特集したいと思います。 今日はここまでとします。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。 ★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします! ★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917 ★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月19日 09時27分29秒
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