茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし
利休道歌より。 茶の湯とは ただ湯を沸かし 茶を点てて 飲むばかりなる 事と知るべし確かに、この歌の通りなのだろう。 お湯を沸かして、お茶を点てて、いただくのみと。 この当たり前のことがどれだけ行うのが難しいかということは、この道に入った人は誰でも、感じることだろう。 その湯はどのくらいの温度であればお茶がおいしく点てられるのか、どのくらいの茶筅さばきであれば美味しいお茶が点てられるのか、どのように飲めばおいしくいただけるのか、すべては実践、実践を通じて体得するものであろう。 また、たまたまいい湯が沸かせても、いいお茶が点てられても、それは再現性はほとんどないものなのではないか。 つまり、お湯もお茶も一期一会。 げに深きは茶の湯かな。 2007年8月11日(金) 茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし風太(幻風庵主)。