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カテゴリ:本
きのうの新聞にあった米国のエコノミストの経済分析を読んで舌を巻いた。79歳のエコノミストで投機の世界で金融王と呼ばれてたとかなんとか紹介があった。
それはともかく、このじいさん、米国の不良債権に関して、証券化自体はいいことだが、それによって投資家のリスクに対するセンシティビティが鈍ってしまったと指摘。 それが証拠に、米国のここ10年は債務の膨張がGDPの成長率を上回っていた、つまり、債務の内容が劣化していたというのだ。 不良債権なのに投資家のマインドはリスク感覚が麻痺してしまっていたというワケだ。ふ~ん。 さて、読書の秋ということで、社労士の勉強をやりつつも読んでおきたい本が三冊ある。 ひとつは、国定克則「財務3表一体理解法」(朝日新書)。なんだこのセンスのないタイトルはと思ったが、朝日新聞社の信用力=ブランドを信じて買った。 つぎに、石野雄一「ざっくり分かるファイナンス」(光文社新書)。サブタイトルに「経営センスを磨くための財務」とある。パラッとめくると会計(アカウンティング)とファイナンス(財務)の違いを強調するところからはじまっている。 以上2冊はサラリーマン系。いわばサラリーマンとしての肥やしだ。 最後に、生田武志「ルポ最底辺―不安定就労と野宿」(ちくま新書)。扉に曰く、野宿者とフリーターの問題を同じ位相でとらえ、日本社会の最底辺で人びとが直面している現実を報告する。 日本という国は、貧困率が大きくなってOECDで2番になったとかいわれているが、ネオリベ(新自由主義)・ネオコン(新保守主義)がもたらした格差問題の実態がどういうものなのかを勉強させてもらう。いわば社労士受験生としての肥やしだ。 さあ、風呂に入って、寝床で本を読もう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 6, 2007 11:03:29 PM
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