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カテゴリ:生活
問題の本質的な議論は同一労働同一賃金の大原則をいかにして法制化するかだ。ここのポイントをはずした議論をしても政局によって左右されるだけの実のない議論になる。
その点を踏まえた上で、無責任にコスト削減を追求する財界とイカサマ野郎とおぼっちゃま君に率いられた自民党のコンビの所業を糾弾せな。彼らは愚かにも労働側を蚊帳の外に置いてやりたい放題やってきた…。 なにより緊急避難的に生きるか死ぬかのひどい目にあっている非正規雇用を救済するために登録型派遣を禁止するのも大賛成。 少なくとも常用型であれば、派遣されていなくても給料が出るので、少しはストレスも弱まる。だから、是非彼らのために実現してほしい。 しかし、問題はそこで終わらせてはいけない。あくまでわれわれの目標は同一労働同一賃金の大原則を法制化することなのであって、これによってはじめて非正規雇用の悲劇は解決されるものと思われる。 だって、うちの会社にも派遣がいるけど、まったく同じ時間に来て、終業になるまで、まじめにまじめに仕事をしてるのに、正社員じゃないから給料が3分の1で済まされるなんて、彼らにとっても幸福ではないし、正社員の僕らにとっても賃金抑制圧力が働くので、ぜんぜん歓迎できない。 来月から消費者物価が上がるし、成果主義の目標管理(なんという皮相的な響き!)はせなあかんし、賃金抑制圧力はほんと生活と健康を脅かす。 派遣はフルタイムが多いと思うので、特に不条理な感じがするから緊急度は高く、登録型派遣禁止は急ぐべきだ。しかし、パートだって、小売業とかだとフルタイムでやってんだと思うとこいつだけじゃ根本治療にはならん。 やはり同一労働同一賃金の大原則を法律にまとめなアカン。思いっきり罰則つけて、労基署に取り締まり権限を与えて…。それでやっとスタートっちゅうとこちゃうか。 それからでっせ、官僚の作文に出てくる多様な働き方とか美しい議論をしてもかまわんのわ。 別に労組の回し者ではなく、いまは珍しい中流階層の管理監督者だが、目に余る惨状を見てると、ひとこといわなあかんという気になるで。ほんま自民党と財界に好きにやらしてたら日本が壊れてしまうわ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 6, 2007 04:55:49 PM
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