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テーマ:本のある暮らし(3304)
カテゴリ:日々の読書(ミステリー)
内田康夫の浅見光彦シリーズで、光彦がよく記事を書いている「旅と歴史」の編集部の陣容が判明した。「朝日殺人事件」(内田康夫:実業の日本社ほか)に、編集部は4名で、藤田編集長以下、宮崎さとみ、白沢、川岸という編集者がいることが明記されている。今回は、内田センセ、とうとう、この編集部からも犠牲者を出してしまった。 そういえば、ちょっと前に、「日光殺人事件」で、春日という編集者が出てきた。藤田編集長とキャラが被っていたが、もしかすると、宮崎の後任なんだろうか。 話は、宮崎さとみが住んでいる女性用アパートで、隣に住んでいる女が古い洋服ダンスを運び出しているの目撃したことから始まる。 そして、光彦の母、雪江未亡人が列車の中で、行儀の悪い男と乗り合わせたる。この男、ひっきりなしに大声で携帯電話をかけており、雪江の脇を通るときにバッグを突き飛ばしても謝りもせずに行ってしまう。ところが、その男、島田が、都内のホテルで殺されてしまった。島田は「アサヒのことはよろしく頼みますよ」と列車の中で言っていた。光彦は、雪江の命で事件の真相を調べ始める。 ところが、宮崎が、取材先のホテルで自殺する。一見関係の無い二つの事件の裏に潜むものは何か。 内田センセ、どのように、事件の糸を紡いでいくのかと思っていたが、うまく話をつなげて、楽しめる作品となっている。 ← ランキング参加中 「朝日殺人事件」(内田康夫:実業の日本社) 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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