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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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日々の読書(SF/ファンタジー)

2018.07.13
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七福神戦争 [ 遠藤 徹 ]
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 底辺校だった札楽学園だったが、七福神によって優秀校に生まれ変わっていた。主人公は、この札楽学園のなかでも、底辺クラスのK組に在籍する賀茂という少年。

 その学校に転校してきたのが三輪小角という美少女。しかし鬼の血を引く賀茂には、彼女に角と牙があるのが見える。小角によって傀儡の能力を開花させた賀茂は、小角の下僕として七福神と戦うことになる。

 最初は、きっとこれは一種のボーイミーツガールもので、小角はツンデレキャラ。最後には、きっとデレぶりを見せるのだろうと予想していたが、結局小角にはデレはなく、最後まで賀茂は下僕のままだった(笑)。

 最初のうちは、小角と賀茂のコンビが七福神たちと、なんだかわけのわからない勝負をして個別撃破していたので、このまま最後まで七人全員を倒していくのかと思ったら、物語は意外な展開を見せる。でも、勝負に勝っていたのは、勝負の審査委員長であるギリシアの哲学者ディオゲネスの詭弁に相手が騙されたからのような気も・・・。

 ストーリーの至る所に散りばめられた小ネタギャグ。本職が学者らしく結構トリビア的な知識も入っており、なかなか楽しい。

 ところで、七福神とは、通常は恵比須・大黒・弁天・毘沙門・福禄寿・布袋・寿老人のことを言うが、この作品では、なぜか紅一点である弁天の代わりに吉祥天が入っている。

 まあ、吉祥天は弁天と混同されることもあるし、吉祥天を入れて八福神とする場合もあるが、この作品ではちょっとだけとはいえ弁天も出てくるのである。著者の経歴を考えれば、さすがに七福神について知らないはずはないので、これが何か重要な設定なのだろうかと思いながら、最後まで読んでいったが、どうも吉祥天にするような必然性は最後まで感じられなかった。

 それにしても、表紙イラストの鬼っ娘が、けっこう可愛い。しかし、あの遠藤氏がまさかラノベのようなものを書くとは・・。

※初出は、「本が好き!」です。






最終更新日  2018.07.13 10:17:09
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2018.07.05

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小説君の名は。 (角川文庫) [ 新海誠 ]
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 本書のテーマを簡単に言えば、「入れ替わり」と「時空を超えた愛」ということだろうか。田舎町に住む女子高生三葉と東京で暮らす男子高校生の瀧との間に起った不思議な出来事を描いたものだ。

 実はこのタイトルを聞いたときに、昔あったドラマのリバイバルかリメイクかと思って、うちの子に白い目で見られてしまった。そう「真知子巻き」が流行したあれである。もちろん私も実際に観たことはないのだが、当時は大ヒットしたらしい。

 この小説はアニメ作品のノベライズ版だが、映画の完成前に世に出たらしい。だから、原作かノベライズかというのは微妙なところのようだ。

 ストーリーは、瀧と三葉の視点を切り替えながら進んでいく。ある日瀧が目を覚ますと、自分に胸の谷間があることに気付く。そう瀧と三葉の心が入れ替わっていたのだ。そこで瀧は慌てず騒がず、とりあえず、「もんでおくか」って、「オイ!」。いやそうなったら、健康な男子諸君は、普通はもんでみるよね。

 実は、二人の入れ替わりは、ある大災害に関係してくるのだが、入れ替わるだけで出会うことはない。実は二人の生きている時間が違っていたのだ。一度、三葉は瀧に会いに東京に行ったのだが、瀧にとっては入れ替わりが起きる前の出来事。三葉の方は、瀧と分かっても、瀧の方は誰かは分からない。

 そして、ラストでは本当の意味で二人は出会い、声を揃えて言う。

  <― 君の、名前は、と>

ここから、二人の本当のストーリーが始まるに違いない。

※初出は、「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2018.07.05 10:44:34
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2018.06.14



 主人公の御厨シンイチは、築20年の安アパートで一人暮らしをしている17歳の高校生。この世界は、ファンタジー世界と衝突して融合してしまっているという設定だ。だから隣の部屋に住んでいるシンイチあこがれのシングルマザー、2X歳の嶋田フミノも実は女勇者なのである。

 彼女は8歳の娘のチカといっしょに住んでいるが、実はこの娘、年齢が10万と8歳でエルフなのである。だから見た目は幼女なのだが、かなりのおませさんなのだ。しかし、別にフミノの養子という訳ではなく本当に彼女が産んだらしい。この当たりはエルフ特有の事情もありそうなのだが、なんだかよく分からない。

 ところで、ファンタジー世界では、女戦士御用達の防具であるビキニアーマーなのだが、もちろん表題からも分かるように、この作品でも、女勇者であるフミノは、魔王と戦うために着用することになる。

 論理的に考えると、あれだけ露出が多くて、果たして防具の役目を果たしているのだろうか。いや魔法もあり、何でもありのファンタジー世界のこと、露出しているように思える箇所も、きっと魔法防御がかかっているのだろう(たぶん)。

 そうするとアーマー部分はきっと見られて恥ずかしいところか、もったいなくてそう簡単には見せる訳にはいかない箇所を隠すためのものなのだろう。だとすると別に金属でなくてもいいと思うのだが、あれはきっと「私は戦士よ♡」というアピールも入っているのかもしれない。

しかし、ビキニアーマーとは着用する人を選ぶように思える。例えばゴリラのような女戦士がビキニアーマーを着用している例を私は知らないし想像したくもない(笑)。

 もちろんそこはあのフランス書院から出ている美少女文庫のこと、それなりにエロい場面はそこかしこにある。もっとも「美少女」文庫と言いながら「美少女」のカテゴリーに入りそうな人はほんのちょっとしか出てこない(美ママや美幼女ならずっと出てくる)。そして、本作では、ビキニアーマーは魔道具の一種で、エッチなことをするたびにそれが魔力に変換されて女勇者の力が上がっていくという設定なのだ。

 二人は来たるべき魔王復活に備えて、エロエロな関係になって励むのだが、それを指導するのが、なんと(10万+)8歳の幼女チカちゃん。シンイチとフミノにあんなことやこんなことを・・・。

 そして、タイトルの「ビキニアーマー装備の隣のママさん勇者は好きですか?」なのだが、男子諸君ならきっとこう答えるに違いない。「はい、好きです♡」と(笑)。

※初出は、「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2018.06.14 23:03:20
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 舞台はとあるファンタジー世界。主人公のアッシュは、この世界にあるパリス王国の貴族の息子として、現代日本から前世の記憶を持って転生してきた。その彼が第一王女の設立したエリザベート騎士団の団長として任命されたのである。

 彼のぱんつにかける情熱は半端ではない。なにしろ、この世界に転生したきっかけが、下着泥棒を追って交通事故にあったからだ。「ぱんつは女性に穿かれてこそ意味がある」(p9)という信念の彼には、ぱんつ持ち主から引き離して単なる布切れにしてしまうという下着泥棒の行為が許せなかったのだ。そりゃまあ、あれは持ち主とセットだよな。もし着用しているのがおっさんだとしたら・・・オエー(失礼、ちょっと吐き気が)。

 この世界には、女性が穿くものとしてドロワーズはあるのだが、現代風のぱんつが存在しないのである。ぱんつ愛のアッシュはこの世界にぱんつを普及させようと試行錯誤する

 ドロワーズでは騎士としての活動をする際に実用的ではないという理屈でいろいろと作ってみるのだが、絹でつくると皆がもったいないと大事にしまいこんでしまう。普通のぱんつを作ろうにもこの世界にはまだナイロンもゴム紐もない。

 そこで彼が行ったのは、魔女に魔法で作り出してもらうというもの。《闇夜の魔女》ストリガと呼ばれるこの魔女は、一見10歳くらいの幼女に見えるのだが、実はアッシュのご先祖さまといっしょに魔王を退治したという年齢不詳のいわゆる「ロリ婆」。彼の先祖のよしみで、ナイロンをつくるという頼みを聞いてくれたもののその代わりにあんなことやこんなことも。それにしても魔法でナイロンを作り出すなんて、すごいぞ魔女。

 アッシュは、ツンデレ騎士のヘイゼル、ちょっと気の弱そうな騎士(実は王女)ルクシラ、ロリ魔女のストリガ、美人秘書のミネルヴァにそれぞれ違う種類のぱんつを穿かせてご満悦。もちろん、美少女文庫のこと。ぱんつを穿かせるだけでは飽き足らず、みんなとはそういう関係に。これはアッシュがハーレムを作るとともに、ファンタジー世界におけるぱんつ創成の物語でもある。

※初出は、「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2018.06.14 11:05:21
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2015.01.14

【楽天ブックスならいつでも送料無料】旅者の歌(中途の王) [ 小路幸也 ]

 東京バンドワゴンの作者が描くハイファンタジー、「旅者の歌 中途の王」(幻冬舎)。この物語の主人公ニィマール(リョシャ)は、シィフルの地で、「話者」を目指していた。「試の日」に、許嫁と兄、姉が人の心を残したまま、動物になってしまう。彼らを元の姿に戻すためには、誰も行ったことの無い<果ての地>へ行かなければならない。試練の旅に出た一行は、途中、人の心を宿した雌雄の獅子を仲間に加えた。ここまでが前巻の物語のようだ。

 この巻では、美少女戦士、〈タルホアルワン〉のカポックが加わり、向かうべき地も明らかになる。この旅の一行には、元きれいどころというのは多いのだが、今は残念ながら、みんな野獣の姿。作者は、やはり人間の姿をした美少女をパーティに加えたかったのだろうか(笑)。

 そして、〈白の森〉という不思議な場所で、ヒュルギアンズ国のドュランドセットルン王と出会い、「リョシャたちの目的地は、〈深淵の谷〉の向こうにある。〈深淵の谷〉を超えるためには、〈白の森〉を抜ける必要がある。そして、〈白の森〉を抜けるためには〈中途の王〉を倒さなくてはならない」ということが分かる。この〈中途の王〉というのが、この巻の中ボスかと思ってしまいそうだが、そう思っていると、かなり当てが外れるだろう。それにしても、この〈中途の王〉というのは、もうひとつ良く分からない存在だった。いったい彼は何者だったのか。

 残念ながら、この物語には、あまり深みというようなものが感じられない。あまりにもパーティの一行が仲良しで、裏切り、思惑、陰謀などもなく、意外な展開といったようなものもない。立ち寄った先もみな親切で、話がどうにも素直過ぎるのだ。文章も、せいぜい中学生くらいまで向けで、少年、少女が読むにはちょうど良いのかなと思うが、読書経験を積んだ大人には物足りなく思えるのではないだろうか。

 この物語を一言で表せば、旅の仲間を集め、立ち寄ったところで、情報を得て、装備を整え、多くのモンスターを倒して、中ボスやラスボスと対峙する。描かれるのは、友情、勇気、チームワーク。まるで少年ジャンプ的な性格の強いRPGの世界を、そのまま小説にしたような感じだ。ただ、この巻は、まだまだ物語の序盤のようで、謎も多く、それが今後どのように展開するのかは、まだ分からないのだが。

 また、2巻から読み始める読者のために、前巻のあらすじと、作品中で使用される言葉の説明くらいは欲しい。登場人物の紹介ページも前巻で登場する人物が中心で、この巻に出てくる人物では、ドュランドセットルンは描かれているのに、カポックは描かれていないというような偏りがある。2巻を読んで興味が湧き、1巻を読むという読者もいると思うので、その当たりの配慮を望みたいものだ。

☆☆

※本記事は、「風竜胆の書評」のバックアップです。







最終更新日  2015.01.14 20:06:12
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2014.11.25



 「落ちこぼれネクロマンサーと黒魔術の館」の書評を、風竜胆の書評にアップしました。







最終更新日  2014.11.25 21:53:57
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2013.07.22
【送料無料】殺生伝 [ 神永学 ]

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 九尾の狐と言えば我が国の伝説の中でも、最凶の妖と言っても良いだろう。玉藻前という絶世の美女の姿で宮廷に入り込み、害を成していたが、やがて正体を暴かれ、安倍泰親率いる軍勢によって討伐された。しかし、そのためには数万の兵を必要としたという。九尾の狐は、討伐された際に「殺生石」という毒石に変化して、近づく者の命を奪っていたが、玄翁和尚という高僧によって、打ち砕かれ、その欠片は各地へ散って行ったと伝えられている。本書は、この殺生石をモチーフにした伝奇小説だ。作者は、「心霊探偵八雲」シリーズなどでおなじみの神永学である。

 ヒロインは、咲弥という亡国の姫。生まれた時から体に殺生石の欠片を宿し、それを狙う武田の軍勢に追われている。咲弥の体に宿る殺生石の欠片は、生き物の命を吸うことにより力を蓄えていき、やがては九尾の狐が復活してしまうという。優しい咲弥は、このことに心を痛めているが、だからといって死ぬこともできない。たとえ咲弥が致命傷を負っても、殺生石が、周りの生き物の命を吸って、傷を治してしまうからだ。ただ一つの希望は、那須岳にあるという、玄翁和尚が殺生石を砕いた「封魔の槌」。咲弥を守るのは、元々の護衛役である紫苑、咲弥を助けた少年の一吾、玄翁和尚の志を継ぐという玄通、そして凄腕の忍者だが、何か思惑のありそうな無明と矢吉。敵は、武田晴信(信玄)を操る魔人山本勘助とその手先の妖魔、これに武田の忍びである百足衆が加わり、咲弥たちの行く手を阻む。

 殺生石を宿すという非情な運命を背負った咲弥。育ててくれた真蔵を、妖魔との戦いで失った一吾。二人は、果たして自分たちの運命を切り開いていけるのか。無明たちの思惑は、いったい何なのか。また、この作品では、殺生石は9つに割れたことになっており、ひとつは咲弥の体に宿っているが、後の8つは、果たして物語に大きく関わってくるのか。この巻では、壮大な物語の幕開けといった観が強く、これからの展開に期待を持たせてくれる。

 ※本記事は、「本の宇宙」に掲載したものの写しです。







最終更新日  2013.07.23 19:22:56
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2013.06.10


 赤毛でウルフカット(今でもいるのか?)のボーイッシュなケイと、黒髪さらさらロングヘアで日本人形のようなユリの、見かけは美少女2人組が宇宙で大暴れするという高千穂遥のダーティペアシリーズ第6弾、「ダーティペアの大征服」(早川書房)。⇒続き






最終更新日  2013.06.10 10:38:42
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2013.05.30


 男女が分離され、それぞれが人工妖精を伴侶に暮らしているという、近未来世界を描いた「スワロウテイル」(藤真千歳:早川書房)。⇒続き






最終更新日  2013.05.30 07:03:18
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2013.05.21
【送料無料】陽だまりの彼女 [ 越谷オサム ]

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 ちょっと変わったラブストーリーを読んだ。「陽だまりの彼女」(越谷オサム:新潮文庫)だ。主人公の奥田浩介は、大学を卒業後、交通広告を手掛ける中堅代理店に就職して2年目のサラリーマン。ある時、商談の席で、中学の頃の同級生だった渡来真緒と再開する。⇒続き







最終更新日  2013.05.21 07:09:55
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