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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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日々の読書(ビジネス)

2018.07.15
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 実は私は雑談というのが苦手である。元々口数は少ないが、何か話す目的があればともかく、あまり世間話というものはしない方だ。別にそれで困ったことはなかったが、職種によっては、雑談を行うためのテクニックは身に着けておいた方がいいだろう。例えば営業職などは、ある程度の雑談ができた方がいいと思う。

 本書は、「雑談は元々のセンスではなく、トレーニングと思考次第でうまくなれる」(p3)ということについて詳細に解説したものだ。雑談の糸口は色々ある。本書の教えるところによれば、例えば相手と交換する名刺でも雑談のネタになるのだ。その他雑談のための注意事項がいっぱい詰まっている。たかが雑談と軽んじてはいけない。雑談の内容ひとつで相手の受けとり方はかなり違ってくるのである。

 ただ、本書を読んで得られるのは、様々なヒントや注意事項である。雑談名人になろうと思えば、色々な場面で実践あるのみだろうと思う。一冊本を読んだからといって、すぐにその道の名人になれるというような虫のいい話はどこにももころがってないのだ。

 ただ、雑談も時と場合による。これは私の経験したことだが、郵便局の窓口で、待っている人がいるにも関わらず、延々と雑談のような話をしている。これなど、他の人の迷惑にしかならない。このような場合は、必要なことをさっさと済ませるべきだろう。

※初出は、「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2018.07.15 15:41:04
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2018.07.07





 本書は、マイクロ・レジリエンスについて述べた本である。マイクロ・レジリエンスという言葉は聞きなれないかもしれないが、そのまま日本語に訳した通り、「小さな回復法」という意味になる。要するに、本書に書かれている回復法を使えば、もっと心が活性化され、効率的な知的活動ができるというのである。具体的な話については、以下の5つになるが、それぞれ1章を割いて、詳しく解説している。

1.脳の使い方を切り替える
2.原始的な恐怖をリセットする
3.思考のクセを見直す
4.体をリフレッシュする
5.心を活性化する

 そして章としては扱われてないが、最後に「すべてをまとめて実践する」ということで纏められている。

 書かれていることは、実行するために難しくはない。ちょっとした時間に、ちょっとしたことを行うだけで、活力が回復するというのである。例えば、活動の合間にちょっとした運動を挟むとか、腹式呼吸による瞑想をするとか、水分や糖分をうまく摂ろう、適度な休憩を取れといったようなことだ。行うには大した手間もかからないし、お金もかからない、ましてや壺を買うようなこともない。書かれていることを、実際に試してみても損はないものと思う。

※初出は、「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2018.07.07 09:39:28
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2018.06.29

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失敗を生かす仕事術
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 本書の名前を一言で言えば、「失敗に学べ」もしくは、「失敗を活かせ」ということだろうか。もちろん致命的な失敗をしてはいけないが、致命的ではない失敗の中には、多くの学ぶべきことがあるという。

 今までは「成功例」に学んでいた。しかし、それが行き過ぎると極度に失敗を恐れるようになり、前例踏襲ばかりをやって、新しいことにチャレンジしなくなる。これでは世の中の発展は望めない。

 失敗をしないように作られるのがマニュアルだ。マニュアルを別に否定するわけではないし、何事も初期段階においては、マニュアルに従うというのも重要だろう。しかしどこまでもマニュアル通りでは、創意工夫もないし、進歩もしない。本書にはこのマニュアルに関して面白いことを言っている。対象は某ファーストフード店だ。

<そこにはレストランで働く料理人に観られるような工夫、創造、仮想演習などはないに違いありません。想像力などは必要とされないので、当然〇〇〇〇〇〇でハンバーガーを何万個焼いても料理人になれません。(〇部は評者置き換え)>(p175)

まあ、ファーストフード店で働いている人で、料理人になろうと思っている人は、そもそも少ないだろうが・・・。

 それはさておき、最近は、昔に比べて、失敗に許容性が無くなってきたように感じる。とにかく社員は失敗しないようにするという前提で教育が行われる。しかし、人は失敗してこそ大きく成長するのだ。もちろん致命的な失敗はしてはならないが、そうでないような失敗は、その原因を自分で考え、同じ失敗を二度としないように工夫する。これこそが、何かを確実に身につけるための最も効果的な方法だろう。そして小さな失敗に対する創意工夫の積み重ねが、致命的な失敗の予防にも繋がるのである。しかし現在はそういった余裕が日本社会から失われている。一度失敗すればそれっきりなのだ。まるでどこかの悪の組織化が進んでいるようである。

 また、本書には次のようなことも書かれている。

「組織に属していると、ときに上司から法律違反のような不正を半ば強制されることもあるから困りものです。「いざとなったら会社が全部責任を負うから」などと言葉巧みに説得され、実際に問題が発覚したときは、「下の者が勝手な判断をした」と偽ってトカゲのしっぽ切の問題解決が行われることも珍しくはありません。」(p119)

 典型的な例は、時折テレビなどで報道されている談合問題だろう。談合は完全な独禁法違反なのだが、業界によっては、またかと思うくらい摘発される。あれで逮捕されるのは大体が直接関係したもの(せいぜいが担当役員クラスまで)で、社長まで逮捕されたというのはあまり聞かない。でもあれは絶対にトップ層まで関係しているのではないか(もしくは黙認している)と思うのだが。

 本書に紹介されている「思考展開図」というのは、なかなか興味深い。シナリオを分かりやすく図の形に展開していくものだが、色々応用が多そうな気がする。

※初出は、「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2018.06.29 09:38:32
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2018.06.21
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 知的戦闘力を高めるためと副題付きの本書。私も何かを学ぶのなら基本的に独学しかないと思う。人から教えられたことはなかなか身につかないし、応用も効きにくいのである。自分で勉強して徹底的に考えたことこそ、真に自家薬籠中のものとなるのである。

 本書で面白いと思ったのは、本書で紹介されている2つの本の読み方。すなわち、メタファー的読書とメトノミー的読書である。前者は初学者向けの本から初めて、横にどんどん読書領域を広げていくという幅の読書であり、後者は、次第に専門的なものを読んでいくという深さの読者である。
 
 しかし私は第3の読み方があるのではないかと思う。特に何かを独学するにあたっては必要になるのではないか。それは一冊を徹底的に読み込むのである。何かを学び始めた際に、基礎になることをあたかも塗り物を何度も塗り重ねるように読み込んでいくのだ。これは、一種のフレームワークを身に着けるということであり、これによって基礎的な知識を身に着けたうえでないと著者の言うような読み方をしても効果は薄いだろうと思う。もちろん基礎となるものなので、あまり通俗的なものは避けた方がいいだろう。

 最後に知的戦闘力を高めるためにリベラルアーツの各分野なるものが紹介されている。自然科学も一応掲載されてはいるものの、なんだか生物学関係に偏っているような気がしないでもない。まあ著者の経歴を見るともともと哲学系の人みたいだし、根っからの文系人が入るには生物学関係が敷居が低いのかもしれない。工学関係のものは一冊も入っていないし、そもそもジャンルさえ設定されていないというのはかなり気になるところだ。

 そもそも文系人にとって、一番敷居が高いのは物理学なんだろうか。そのこともあって明らかな間違いが書かれている。なんでもファラデーがマクスウェル方程式を導いたとか。

<典型例が物理学で、たとえばファラデーは電磁気学の研究において流体力学からの類推を用いてマクスウェル方程式を導いていますし・・・>(p172)

 ファラデ-が偉大な科学者であり電磁気に関する各種法則を見出したことは間違いないが、彼は高等教育を受ける機会がなかったこともあり、数式の扱いといったことはあまり得意ではなかったようだ。これを定式化してマクスウェル方程式を導いたのはもちろんマクスウェルである。こういった記述を読むと、文系人が自然科学を軽視している実例を見るみたいでちょっとがっかりする。


初出は、​「風竜胆の書評」​です。






最終更新日  2018.06.21 12:28:46
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2017.05.23


・年収350万円のサラリーマンから年収1億円になった小林さんのお金の増やし方
・小林昌裕
・SB Creative

 本書は、年収350万円の営業職だった著者が、どのようにして年収1億円を得るようになったのかを解説したものである。

 著者はわずか6年で年収1億5千万円にもなったという。実に驚くべき数字だが、実際にそれを達成するためにはどのようにすればよいのか。著者の勧めるのは、<①ひとりでできる、②定期的に課金される、③働かなくてもいい>という夢のような話を実現してくれる「ストックビジネス」というものだ。確かに、寝ていても定期的にお金が入ってくるのなら、それに越したことはない。私のような怠け者には理想的なビジネスだろう。

 しかし、ストックビジネスを進めるに当たっては順番があるらしい。それは、不動産投資から始めるということだそうだ。著者は、このストックビジネスによって、食べるに困らないキャッシュフローを得ることができるようになったら、その余剰資金を使って、実働系や情報発信系などの更なるビジネスに進出することを勧める。

 それでは、なぜ最初に不動産なのか。それは金融機関からローンを引くことができ、掘り出しものも眠っているし、修繕や災害などにもある程度保険で対応できる。また空室リスクもやり方しだいで減らすことができるかららしい。こうしてみると、不動産投資はまったく理想的なビジネスであり、必要なのは一歩踏み出す勇気だけのように見える。

 しかし、このやり方が著者がビジネスを展開している関東圏ばかりでなく、人口が減り続けている地方において同じようにできるかどうかはよく分からなかった。また不動産投資には、確率は低いものの、いわゆる「事故物件」になるかもしれないというリスクもある。こちらは、物件を沢山持っていれば、数でリスクを薄められるかもしれないが、数を持っていない人にとっては、気になるところではある。

 もっとも、資産が勝手にお金を稼いでくれるというのは魅力的だ。しかし、私は、別に高級車もジェット機も欲しくはない。私のように、あまりお金を使わない人間にとっては、仮に年収1億円稼いだとしても使い道に困るだろうなあと思う(笑)。なお、本書に倣ってこれから不動産投資を始めようという人は、あくまで自己責任だということは、言うまでもない。

☆☆☆

※初出は「風竜胆の書評」です。






最終更新日  2017.05.23 11:54:07
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2016.12.31






最終更新日  2016.12.31 14:18:29
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2014.10.13






最終更新日  2014.10.13 10:57:06
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2013.07.18



 会社が急に倒産して、一家の大黒柱が無職になった。住宅ローンはまだまだ。子供もまだ高校生で進学を控えている。そんな時あなたならどうするか。もちろん、そんな事態に陥らないに越したことはないが、このご時世、一寸先は闇、人生とは不条理なもの。いったい何が起きるか分からないのだ。

 本書は、運悪くそんな事態に陥ってしまった、さる山家の物語である。会社から帰って来た夫に、会社が倒産したことを知らされた著者は「とうさんの会社がとうさん?」(駄洒落言っている場合じゃ・・・)と驚く。お先真っ暗になった、さる山家だが、そこから再生に向けての奮闘が始まる。

 こんなとき、まず何をやったらよいか頭に浮かぶ人は少ないと思う。まずは、年金や、健康保険の切り替え、失業保険の給付手続きだ。生活費をどうしていくのか、ローンがある場合にはそれをどうするのかといったことも重要である。ローンが払えないからと言って、安易に自己破産などをしてしまうと、連帯保証人になっている人の生活まで壊しかねない。また税金にも注意が必要だ。住民税は前年度の収入に対してかかってくるので、今年いくら収入が無くても、「税金払え!」ということになり、これも結構な出費だ。滞納した場合にはかなり高い利子が付いてしまう。

 本書からは、こんな場合に大切なことがいくつか読みとれる。まず、自分だけで悩んだりせず、にっちもさっちもいかなくなる前に、役所、銀行、専門家などに相談してアドバイスを受けるということ。あまり知られてないが、こんな時に役立ちそうな制度が色々と存在する。次に、支出を見直し、無駄な出費を抑えるということ。つぶさに見れば、案外と切れる出費というものはあるものだ。そして、専門性を持つということ。さる山家の夫は、元々は義技術者で、その技術を活かして開業し、妻は整体と占いという特技を活かした、整体マッサージという摩訶不思議なことを始めることができた。芸は身を助けるということだろう。

 これらのことは、知っていれば、倒産による失業だけでなく、停年退職時などにも役立ちそうだ。普通なら、暗くなってしまうような話題にも関わらず、駄洒落タイトルと、脱力系の漫画やイラストは、ユーモア精神に溢れて、非常に好感が持てる。もしもの時が来ても困らないように、一読しておくのも損はないだろう。

 なお、本書は、この本にも登場する広重さまより献本いただきました。ありがとうございます。

※本記事は「本の宇宙」掲載分の写しです。







最終更新日  2013.07.18 19:55:22
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2013.04.28




 企業は大きくなればなるほど、複雑化するともに、分業化も進んでくる。何かのプロジェクトを手掛けるにしても、多くの人間が力を合わせなくてはならない。単に業務量だけの問題ではなく、色々な分野での専門家のコラボレーションが必要になってくるためだ。「コラボレーション革命 あなたの組織の力を引き出す10のステップ」(ロン・リッチ/カール・ウィージ:日経BP社)は、これからの企業がどのようにコラボレーションを進めていけば良いかについての示唆を与えるくれる本である。

 本書は大きく3つのパートで構成され、それぞれ、コラボレーションを進めるためのカルチャーの醸成の必要性、コラボレーションを行うプロセス、コラボレーションのためのテクノロジーについて解説されている。テクノロジーに関してひとつのパートが割かれているのは、いかにもIT機器を扱う企業であるシスコの幹部の書書らしいところだ。もっとも、近年のIT技術、インターネット技術の発展により、従来は困難だった条件でもコラボレーションが可能になったこともまた事実である。

 エグゼクティブサマリーや要点をまとめたものが付いているのはなかなか便利で良い。また、「コラボレーションのROI」という章があるというのも、あまりこの種の本ではお目にかかった覚えがなく興味深い。しかし、本書の構成については若干の苦言を呈したい。章の途中で、1ページ~2ページに渡って、大きな字で標語のようなものが、文章の流れを切るような形で突然出てきて邪魔なのだが、これはいったいどういう意図なのだろうか。また、章末にでも持っていけばよいような「一問一答」や「ケーススタディ」が、本文の下部にページの2/3から3/4を占める形で挿入されいる。このため、本分はページの上の部分に僅かに書かれているような構成となり、これも読みやすさを阻害している。本の装丁についても、立派すぎてその分重くなり、却って取扱いには不便になっている。内容は、色々とコラボレーションに役立ちそうなことが書かれているので、版を改めるような機会があれば、改善した方が良いと思う。

※本記事は、「本の宇宙」に掲載したものの写しです。






最終更新日  2013.04.28 08:54:32
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2013.04.15
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この国のエネルギー供給体制は危機に瀕している。原子力は、いつになったら稼働するか分からないし、頼みの綱の火力も、大多数が老朽化しており、いつまでも動かし続ける訳にはいかないだろう。アベノミクスの影響で、円は安くなり、株はミニバブルの様相を呈しているが、安価で質の良いエネルギーなくしては、実体経済が追いついてこず、やがては破たんを迎えることは想像に難くない。⇒続き







最終更新日  2013.04.15 07:06:13
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