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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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June 22, 2007
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 豊臣秀吉といえば、すぐ思い浮かべるのは、立身出世物語であろう。貧しい生まれながら、織田信長に草履取りとして拾われ、次第に頭角を現し、ついには人身最高の位である関白にまで上り詰める。いくら当時が乱世だからといっても、異例中の異例のことである。

 同時に、秀吉は悲劇の人でもある。秀吉の死後、跡継ぎの秀頼を大阪城で殺され、家系は断絶し、天下は家康に奪われてしまうのだから。

 一般の人が秀吉に対して持っているイメージはだいたいこんなところだろう。

 こんな秀吉像に新たな視点を与えてくれるのが、「逆説の日本史11」(井沢元彦:小学館)である。信長亡き後、いかにして秀吉が天下の覇者となったか。ドラマなどでは、「天王山の戦い」で明智光秀を破って、そのまま天下人になったように描かれているが実際はそんな単純なものではない。信長と嫡子信忠は本能寺の変で死んだが、嫡流の孫三法師や信忠の二人の弟、信雄、信孝は健在だったのである。いかに秀吉が光秀討伐の大手柄をあげたといっても、当時の秀吉は、所詮は織田家の家来の身分にすぎなかったのである。通常なら天下を取れるわけは無いはずなのだが、この本を読むと、「人たらしの天才」秀吉が、いかにチャンスをうまく活かしながら、着実に織田家の天下を自分のものにしていったが良く理解できる。期待通りの面白さだ。

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「逆説の日本史」シリーズ(井沢元彦:小学館)
      


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Last updated  March 21, 2008 07:13:25 PM
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