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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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January 23, 2008
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 列車に乗るなら、絶対にローカル線の方が楽しい。風光明媚なところを走っているものも多く、車窓から見える四季折々の風景は見飽きることがない。思えば、昔は青春18切符が発売になる時期を心待ちにしていた。最近は、色々忙しいのと、JRのローカル線のダイヤがどんどん不便になっているため、あまり乗る機会はないが、たまにはローカル線ののんびりとした旅を楽しみたいと思うこともある。

 そんな折、書店で「朝湯、昼酒。ローカル線」(勝谷誠彦:文春文庫)という本を見つけた。著者の勝谷氏は、コラムニスト兼写真家と言うことだ。この本は、雑誌「旅」の筋鉄(筋金入りの鉄っちゃんという意味らしい)編集者であるIさんから受け取った指令書に従って、鉄道素人の作者が鉄っちゃん修行のため、全国のローカル私鉄を乗り歩くという企画から生まれたものである。

 Iさんの鬼のような?指令に従って、熱があっても、炎天下でも、ひたすらローカル線を乗り歩く。そんな旅の様子が、過酷な指令を出すIさんへの悪口も交えながら、ユーモア溢れる文章で書かれている。この悪口に対しては、Iさんが、各章の末尾にある「筋鉄注」で、ちくりと一言言い返しているのだが、これがなかなか面白い。(もちろんこの欄には、本来の注も書かれているのだが。)しかし、それでも、行く先々で、うまいものを飲み食いし、温泉を楽しむといううらやましいたびである。

 帯には、北海道ちほく鉄道から高千穂鉄道まで、全国42路線を大爆走とあるが、掲載されている線路は、これより少ない。書籍化する際に、いくつか割愛されたようだ。わが中国地方からは、井原鉄道若桜鉄道が取り上げられている。しかし、超ローカル路線でがんばっている一畑電鉄や風光明媚な錦川鉄道なども、個人的には取り上げて欲しかったと思う。

 また、乗った路線の地図が、各章の初めに載っているのだが、文庫本ということもあり、小さくて見づらいのも惜しまれるところである。


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「朝湯、昼酒。ローカル線」(勝谷誠彦:文春文庫)と「旅」2008年3月号
 



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Last updated  March 21, 2008 07:23:16 AM
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