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カテゴリ:国内旅行
だいぶ間が空いてしまったが、今日は京都の南禅寺界隈散策シリーズの続きである。前回南禅寺発祥の地と言われる南禅院を紹介したが、その後に訪れたのが、南禅寺の本坊である方丈だ。南禅寺は、正式名称を瑞龍山太平興国南禅寺といい、臨済宗南禅寺派の大本山である。かって京都五山の上に列せられた格式の高い寺である。 方丈は国宝で、前方の大方丈に後方の小方丈が隣接したつくりとなっている。大方丈は、慶長6年(1611)に、時の後陽成天皇より御所清涼殿を拝領移築したものであり、また、小方丈は桃山城の小書院を移したものだ。 ○南禅寺方丈 方丈庭園は、慶長年間に小堀遠州が作庭した「虎の児渡し」と言われる、枯山水の屈指の名園である。座って眺めていると、アルファ波で脳が満たされたような気持ちになり、時間の経つのも忘れてしまいそうだ。後方の苔の緑と、前方の川を模した小石の白さのコントラストがなかなかいい。 ○方丈庭園 小方丈では、金箔をふんだんに使った豪華な襖絵が見事だ。虎の間にある狩野探幽の襖絵はとりわけ有名である。 本坊中庭に置かれている大硯石は、岐阜県産の「紅縞」と呼ばれる大理石の一種で作られたもので、既に原石は掘りつくされてしまったという。よく見れば、ウミユリなどの化石がたくさん含まれている。 ○大硯石 ○応援クリックお願いします。 (続く) ○「南禅寺南禅院(京都南禅寺界隈散策3)」の記事はこちら ○泊まったホテル「R&Bホテル京都駅八条口 」 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら 風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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