[日々の読書(ミステリー）]の記事一覧 | 時空の流離人（さすらいびと）　(風と雲の郷本館）

王子狐火殺人事件

【送料無料】王子狐火殺人事件 [ 風野真知雄 ]価格：600円（税込、送料込）　江戸の珍談・奇談を集めた随筆集・「耳袋」で知られる根岸肥前守。下級御家人から、南町奉行を勤める旗本となった苦労人だ。この根岸を主人公にしたお江戸ミステリーが風野真知雄の「耳袋秘帖」シリーズだが、この「王子狐火殺人事件」（文春文庫）もその一冊である。⇒続き

March 6, 2013

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“文学少女”見習の初恋

【送料無料】“文学少女”見習いの、初戀。 [ 野村美月 ]価格：630円（税込、送料込） “文学少女”シリーズは、本を食べてしまうくらい大好きな、聖条学園の文芸部長・天野遠子と後輩の文芸部員・井上心葉を中心に繰り広げられるちょっとコミカルで、切ない学園ミステリーだが、その外伝に当たるのが「見習い」シリーズである。全３巻だが、その１巻目となるのが、この「“文学少女”見習いの初恋」（野村美月：ファミ通文庫）だ。⇒続き

February 22, 2013

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虚栄の肖像

【送料無料】虚栄の肖像 [ 北森鴻 ]価格：580円（税込、送料込）　絵師と絵画修復師という二つの顔を持つ男、佐月恭壱を主人公としたシリーズ第２弾、「虚栄の肖像」（北森鴻：文芸春秋）。３つの作品を収めた、連作短編集である。収録されているのは、表題作の「虚栄の肖像」の他、「葡萄と乳房」、「秘画師遺聞」。⇒続き

February 18, 2013

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ビブリア古書堂の事件手帳

【送料無料】《本屋大賞2012 ノミネート作品》ビブリア古書堂の事件手帖（2） [ 三上延 ]価格：557円（税込、送料込）　普段は人見知りでおどおどしているくせに、本に関する話題となると途端に饒舌になるという、ちょっと変わった美人な古書店主・篠川栞子が、彼女の店で働らく本が読めない体質の青年・五浦大輔といっしょに、本にまつわるミステリーを解き明かしていくという「ビブリア古書堂の事件手帳」（三上延：メディアワークス文庫）のこれが２巻目。サブタイトルは「栞子さんと謎めく日常」。⇒続き

February 10, 2013

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十角館の殺人

【送料無料】十角館の殺人新装改訂版 [ 綾辻行人 ]価格：730円（税込、送料込）　綾辻行人のデビュー作となる「十角館の殺人」（講談社）。大分県にあるＫ＊＊大学の推理小説研究会の部員たちが合宿で訪れた九州の孤島・角島にある十角館。その建物は、半年前に、この島で凄惨な事件を起こした天才建築家・中村青司が建てたものだった。次々に殺害されていくメンバーたち。つまりは、孤島ミステリーである。⇒続き

February 2, 2013

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心霊探偵八雲５　つながる想い

角川文庫　か51−5心霊探偵八雲　5／神永学価格：660円（税込、送料別）　その左目の深紅の瞳に映るのは、この世ならざる者たち。「心霊探偵八雲」(神永学：角川書店）もこれで５巻目。副題は「つながる想い」だ。今回の事件は、１５年前に起きた猟奇殺人の起きた家に取材が入ったことから始まる。この家で撮影されたビデオに映り込んだ女性の幽霊。それを見た八雲が行方をくらましてしまう。一方時効寸前のこの殺人事件の犯人を追っていた後藤刑事も行方不明に。⇒続き

January 29, 2013

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麿の酩酊事件簿月に酔

【送料無料】麿の酩酊事件簿（月に酔） [ 高田崇史 ]価格：700円（税込、送料別）　ちょっと変わった名探偵が活躍する、高田崇史のミステリー、「麿の酩酊事件簿」シリーズの第２弾、「月に酔」。主人公は、古都鎌倉にある旧家の跡取り、勧修寺文麿。どこが変わっているかと言えば、この文麿君、普段は人のよさそうなおぼっちゃまなのだが、アルコールがたっぷり入ると、少しキザな名探偵に変わってしまう。正に、「酔拳」ならぬ「酔賢」なのだ。⇒続き

January 25, 2013

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愚者のエンドロール

【送料無料】愚者のエンドロール [ 米澤穂信 ]価格：560円（税込、送料別）　米澤穂信による「古典部」シリーズの第二弾、「愚者のエンドロール」（角川書店）。例によって、うちの子の蔵書から掘り出して来たものだ。このシリーズは、古典部に所属する個性的な４名が、学校で起こる事件とも言えないような事件の謎を解くというもののようだ。⇒続き

January 7, 2013

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虚像の道化師

【送料無料】虚像の道化師 [ 東野圭吾 ]価格：1,418円（税込、送料別）　東野圭吾のガリレオシリーズ第７弾となる「虚像の道化師」（文藝春秋）。⇒続き

January 3, 2013

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氷菓

【送料無料】氷菓 [ 米澤穂信 ]価格：480円（税込、送料別）　例によって、うちの子の本棚から召上げた「氷菓」（米澤穂信：角川書店）。話題の「古典部シリーズ」の第１作目となる。廃部寸前の神山高校古典部に集まった４人の１年生が、学校に関係したちょっとした謎解きに挑むと言う話である。⇒続き

January 1, 2013

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“文学少女”と慟哭の巡礼者

【送料無料】“文学少女”と慟哭の巡礼者 [ 野村美月 ]価格：651円（税込、送料別）　最近すっかりはまってしまっている”文学少女”シリーズの第５弾となる、「“文学少女”と慟哭の巡礼者」（野村美月：ファミ通文庫）。聖条学園２年生の井上心葉（このは）と、文芸部の先輩で、自ら“文学少女”を任ずる天野遠子が、学園に関係した事件に挑むというミステリーだ。⇒続き

December 22, 2012

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“文学少女”と穢名の天使

【送料無料】“文学少女”と穢名の天使（アンジュ） [ 野村美月 ]価格：630円（税込、送料別）　”文学少女”シリーズの第４弾となる、「“文学少女”と穢名の天使」（野村美月：ファミ通文庫）。聖条学園２年生の井上心葉（このは）と、文芸部の先輩で、自ら“文学少女”を任ずる天野遠子が、学園に関係した事件に挑むというミステリーだ。⇒続き

December 19, 2012

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ぼくと、ぼくらの夏

【送料無料】ぼくと、ぼくらの夏新装版 [ 樋口有介 ]価格：650円（税込、送料別）　樋口有介と言えば、元刑事で刑事専門のフリーライターの柚木草平が、名探偵役となって活躍する「柚木草平」シリーズで有名であるが、青春ミステリーの名手でもある。「ぼくと、ぼくらの夏」（文芸春秋）は、第６回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞した作品で、著者による青春ミステリーの代表作といっても過言ではないだろう。⇒続き

December 15, 2012

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"文学少女"と死にたがりの道化

“文学少女”と死にたがりの道化（ピエロ）価格：588円（税込、送料別）野村美月による「文学少女」シリーズの第１段、「“文学少女”と死にたがりの道化」（ファミ通文庫）。⇒続き

December 8, 2012

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浜村渚の計算ノート

【送料無料】浜村渚の計算ノート [ 青柳碧人 ]価格：610円（税込、送料別）　このシリーズ、前から気になっていたのだが、出張先で、夜の徒然を紛らわすため、積読の山がどんどん高くなっていいるにも関わらず、とうとう買ってしまった「浜村渚の計算ノート」（青柳碧人：講談社）。⇒続き

November 29, 2012

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邪馬台洞の研究

【送料無料】邪馬台洞の研究 [ 田中啓文 ]価格：730円（税込、送料別）　「邪馬台国」ならぬ「邪馬台洞の研究」（田中啓文：講談社）。民俗学をネタにした、連作短編ミステリーだ。「私立伝奇学園シリーズ」の２作目に当たる。⇒続き

November 22, 2012

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冷たい川が呼ぶ

【送料無料】冷たい川が呼ぶ（上） [ マイクル・コリータ ]価格：987円（税込、送料別）　これは、恐るべきオカルティック・ホラー・ミステリーだ。マイクル・コリーダの「冷たい川が呼ぶ」（東京創元社）である。将来有望な映画カメラマンだったエリック・ショーは、仕事で挫折してLAから逃げ出し、今はシカゴで葬式や結婚式などのビデオを制作して糊口をしのいでいる。妻とは別居中で離婚寸前の状態だ。⇒続き

November 14, 2012

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神戸殺人事件

神戸殺人事件徳間文庫 / 内田康夫ウチダヤスオ【文庫】価格：680円（税込、送料別）　港町神戸と言えば、異人館などで有名な異国情緒あふれる街だ。しかし、この神戸も内田センセの手にかかれば、とたんに欲望の渦巻く、闇の支配する都市に変わってしまう（笑）。浅見光彦シリーズの旅情ミステリー、「神戸殺人事件」（徳間書店）だ。⇒続き

November 12, 2012

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赤鬼奉行根岸肥前

【送料無料】赤鬼奉行根岸肥前 [ 風野真知雄 ]価格：680円（税込、送料別）　風野真知雄による耳袋秘帳シリーズの第一作目となる、「赤鬼奉行根岸肥前」。根岸は、江戸南町奉行だが、任命されたのがなんと６２歳の時。現代でも定年を過ぎた年齢なのに、この時代はとっくに隠居しているのが当たり前の歳だ。本人も就任時は、引き受けるかどうか迷ったようだが、評判の深川美人芸者・力丸を恋人にしている位だ。まだまだ元気なものである。⇒続き

November 10, 2012

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幽霊男

【送料無料】幽霊男改版 [ 横溝正史 ]価格：540円（税込、送料別）　たまたま見つけた横溝正史の「幽霊男」（角川書店）。寡聞にして、この作品の存在は知らなかったのだが、お馴染み、金田一耕助シリーズだと言うことなので買ってみた。⇒続き

November 6, 2012

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心霊探偵八雲４　守るべき思い

心霊探偵八雲 4 角川文庫 / 神永学カミナガマナブ【文庫】価格：620円（税込、送料別）　その燃えるように赤い瞳は、死者の魂を写しだす。死者の霊が見えるという大学生、斉藤八雲が活躍する、神永学の心霊ミステリー、「心霊探偵八雲」シリーズ第４巻、「守るべき思い」。⇒続き

November 2, 2012

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万能鑑定士Qの短編集（1）

【送料無料】万能鑑定士Qの短編集（1） [ 松岡圭祐 ]価格：580円（税込、送料別）　万能鑑定士凜田莉子が難事件に挑む、人の死なないミステリと銘打った「万能鑑定士Q」シリーズ。その最新刊となるのが、この「万能鑑定士Qの短編集」（松岡圭介：角川書店）。表題の通り、5つの短編を集めたものだ。ただし、それぞれの話が完全に独立しているというわけではなく、莉子が、ジャック・オブ・オールトレーダーズという質屋に鑑定家として出向していた一か月間の起こった事件を集めた連作短編となっている。⇒続き

October 31, 2012

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彷徨い人

【送料無料】彷徨い人 [ 天野節子 ]価格：1,680円（税込、送料別）　天野節子の４作目の作品となる「彷徨い人」（幻冬舎）。著者の作家歴がなかなか興味深い。⇒続き

October 29, 2012

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“文学少女”と月花を孕く水妖

【送料無料】“文学少女”と月花を孕く水妖 [ 野村美月 ]価格：630円（税込、送料別）　前々からちょっと気になっていた“文学少女”シリーズ。その６巻目に当たる、「“文学少女”と月花を孕く水妖」（野村美月：ファミ通文庫）。なぜ、第１巻ではなく６巻なのかというと、「特別編」と書かれていたからだ。「特別編」なら、きっと独立した話だと思い、６巻目当たりなら、作者の方も、かなり油が乗った頃だろうと思って、お試しのつもりで読んでみることにした。⇒続き

October 25, 2012

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GOSICK VI　──ゴシック・仮面舞踏会の夜

GOSICK VI　──ゴシック・仮面舞踏会の夜──-【電子ブック版】価格：500円（税込、送料込）　架空のヨーロッパの国・ソヴュール王国を舞台に、日本からの留学生・久城一弥と、天才的な頭脳を持つ不思議な少女・ヴィクトリカの二人が奇妙な事件に挑むという「GOSICK」シリーズの第６段、「仮面舞踏会の夜」。⇒続き

October 19, 2012

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珈琲店タレーランの事件簿

【送料無料】珈琲店タレーランの事件簿また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を [ 岡崎琢磨 ]価格：680円（税込、送料別）　表紙イラストに半分ジャケ買いした感じの、「喫茶店タレーランの事件簿」（岡崎琢磨：宝島社）。後の半分の理由は、自分の学生時代の活動範囲とほぼ重なっているところが舞台になっていたからだが。どうも、最近は、あのころを思わせるような作品を見かけると、懐かしくなってつい買ってしまう傾向にある。歳のせいかな（笑）。　主人公は、なんとも嗜虐的で自己中心的な元カノとケンカした際に、たまたま見つけた＜純喫茶　タレーラン＞。そこで彼は、まるで女子高生のようなバリスタ・切間美星（実は主人公より年上）と出会う。彼女の入れたコーヒーは絶品だった。そんな彼女とコーヒーの味に魅せられた主人公は、この店に足繁く通うようになる。　本書では、主人公が持ち込んだ謎に、美星が回答を与えると言う形で、様々なエピソードが展開されていく。その謎と言うのは、傘を間違えられたことだったり、親戚の娘の彼氏に関することだったりと、どちらかと言えば、たわいもないようなものばかりだ。美星が謎解きをするスタイルがなかなか面白い。ハンドミルをコリコリコリと回しながら考えるのだ。そして、回答を思いついた時の決め言葉が傑作。＜その謎、たいへんよく挽けました＞である。この姿を。頭の中に思い浮かべてみると、なんだかとっても可愛らしい。　これだけなら、のほほんとして、牧歌的なボーイ・ミーツ・ガールの物語として進んでいきそうなのだが、実は美星には、心の中でトラウマのようになっているある問題があった。その問題しだいにあきらかになってくるのだが、そちらの方にはあまりミステリー臭はない。しかし、作者は、全体に大きな叙述トリックをしかけていたことが判明する。途中で、一波乱あったものの、やはりこれは、ミステリーとしてよりは、ボーイ・ミーツ・ガールの性格が強い物語だろう。※本記事は、「本の宇宙」に掲載したものの写しです。

October 11, 2012

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不等辺三角形

【送料無料】不等辺三角形 [ 内田康夫 ]価格：1,785円（税込、送料別）　内田康夫による、浅見光彦シリーズの一つ「不等辺三角形」（講談社）。著者のデビュー３０周年として、２０１０年に３作連続して発売された作品の内の一つである。　浅見光彦シリーズと言えば、旅情ミステリーとして名高いが、今回の作品の舞台は、宮城県東松山市と丸森町、そして名古屋市。先代箪笥や、名前は変えてあるものの、実際にある施設がモチーフとして取り入れられている。⇒続き

October 5, 2012

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万能鑑定士Qの事件簿５

【送料無料】万能鑑定士Qの事件簿（5） [ 松岡圭祐 ]価格：540円（税込、送料別）　膨大な知識とロジカルシンキングで、どんなものの真贋もただちに鑑定してしまう万能鑑定士・凜田莉子が活躍する、シリーズ第５弾、「万能鑑定士Qの事件簿５」（松岡圭祐:角川書店）。今回は、なんと莉子がフランスに旅立つ。勉強熱心な莉子は、前からルーブルやオルセーの展示品を見たかったという。この巻の大きな特徴は、いつもは莉子の相棒役を務めている、週刊角川記者の小笠原悠斗がほんの少ししか登場しないことだ。　代って莉子の相棒を務めるのは、彼女の高校時代の担任の喜屋武友禅。なにしろ、莉子の高校時代のおバカぶりは、巣像を絶するものだった。その頃の記憶が頭から抜けない喜屋武先生、莉子が一人で外国に行くなんて無謀だと、押しかけ保護者として着いてきたという訳だ。これに、莉子の高校時代の同級生で、フランスで料理を勉強している楚辺瑛翔も加わり、フランス珍道中の始まりかと思いきや、楚辺の勤めていたレストランで食中毒事件が起こったため、莉子たちはこの事件に関与する事になる。　最初は、完全にお邪魔虫と思われた喜屋武だが、意外や意外、ここぞと言う時には、案外と役に立つところを見せる。そして、最後は、莉子にとっては、とっても良い話で終わった。　ところで、楚辺に、＜いま、彼氏は？＞と聞かれた際に、莉子は、＜いるといえば嘘になる。でも、いないといえば・・・本当にそうなのかな＞と考え込んでしまった。たぶん、彼女の脳裏には、小笠原のことがひっかかっているのだろう。小笠原君、見込みはありそうだが、ちょっと微妙な立ち位置だ（笑）。　肝心の事件の方は、思いもかけない展開をみせ、今回も莉子の見事な推理が光っていた。※　本記事は、「本の宇宙」掲載記事の写しです。

September 21, 2012

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少女

【送料無料】少女 [ 湊かなえ ]価格：1,470円（税込、送料別）　湊かなえの、「少女」（早川書房）。物語の内容をごく手身近に紹介すると、だいたい次のようになる。主人公は、敦子と由紀という、女子高生。敦子は過呼吸症のため、由紀は、左手の怪我のために、中学時代に打ち込んでいた剣道をあきらめなければならなかった。⇒続き【送料無料】少女 [ 湊かなえ ]価格：650円（税込、送料別）萌えセーラー服であの頃の思い出がよみがえる☆女子高生気分で制服を楽しみたい！女子高生セー...価格：2,860円（税込、送料別）

September 17, 2012

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黒死荘の殺人

【送料無料】黒死荘の殺人 [ カーター・ディクソン ]価格：1,008円（税込、送料別）　ジョン・ディクソン・カーがカーター・ディクソン名で発表した、「黒死荘の殺人」（東京創元社）。巻末の解説によれば、この名前で出したことには色々といきさつがあったようだが、要は出版社が勝手にやったことを、カーはしぶしぶ追認したということのようだ。著作権意識があまりなかったと思われる1930年代のことなので、こう言った事例は案外と良くあったのかもしれない。ちなみに、著作権の大きな枠組みのなかには、著作者人格権というものがあり、その中には氏名表示権というのがある。これは、自分が著作者であることを主張する権利で、譲り渡す事はできないため、今だったら出版差し止めなどと言うことにもなりかねないだろう。⇒続き

September 11, 2012

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蜃気楼

【送料無料】蜃気楼 [ 内田康夫 ]価格：620円（税込、送料別）　

September 7, 2012

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魔神の遊戯

【送料無料】魔神の遊戯 [ 島田荘司 ]価格：860円（税込、送料別）　島田荘司による御手洗潔シリーズのひとつ「魔神の遊戯」（文藝春秋）。イギリスはスコットランドネス湖の畔にある、ティモシーという小さな村で起こった不気味な連続殺人事件を描いたものだ。ネス湖とは、モちろん、あのネッシーで有名な湖のことである。⇒続き

September 5, 2012

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万能鑑定士Qの事件簿（4）

【送料無料】万能鑑定士Qの事件簿（4） [ 松岡圭祐 ]価格：540円（税込、送料別）　その頭脳に蓄えられた膨大な知識とロジカルシンキングにより、あらゆるものの真贋を見極める万能鑑定士・凜田莉子の活躍を描く「万能鑑定士Qの事件簿」（松岡圭祐:角川書店）の第４段。⇒続き

September 1, 2012

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鬼の跫音

【送料無料】鬼の跫音 [ 道尾秀介 ]価格：540円（税込、送料別）道尾秀介による「鬼の跫音」（角川書店）。六つの物語の収められた短編集だ。⇒続き（本の宇宙）

August 14, 2012

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万能鑑定士Qの事件簿　３

【送料無料】万能鑑定士Qの事件簿（3） [ 松岡圭祐 ]価格：540円（税込、送料別）　どんなものでもたちどころにその真贋を見抜いてしまうという若き美女鑑定士・凜田莉子が活躍する「万能鑑定士Qの事件簿」（松岡圭祐：角川書店）シリーズ第３弾。⇒　続き（本が好き）

August 4, 2012

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万能鑑定士Qの推理劇（2）

【送料無料】万能鑑定士Qの推理劇（2） [ 松岡圭祐 ]価格：540円（税込、送料別）松岡圭祐の人気シリーズ「万能鑑定士Q」、その新シリーズ第2弾となる「万能鑑定士Qの推理劇II 」（角川書店）。主人公の莉子は、あらゆるものを即時に鑑定するというという凄腕の美女鑑定士だ。⇒続き（本の宇宙）

July 20, 2012

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地下水脈

【送料無料】地下水脈価格：1,575円（税込、送料別）　小さな不動産会社の経営者から、アンダーグラウンドな世界と繋がりながらのし上がった、井川厳流という男の一代記、「地下水脈」（森崇俊：幻冬舎）。⇒　続き（本の宇宙）

July 14, 2012

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江田島殺人事件

【送料無料】江田島殺人事件価格：470円（税込、送料別）今回は、道行文もどきでレビューを書いています。⇒本文（本の宇宙）

July 11, 2012

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学ばない探偵たちの学園

【送料無料】学ばない探偵たちの学園価格：600円（税込、送料別）　２０１１年の本屋大賞に輝いた　「謎解きはディナーのあとで」で知られる、東川篤哉の「学ばない探偵たちの学園」（光文社）。　恋ヶ窪の外れに位置する、ちょっと変わっていて面白い学校、鯉ヶ窪学園高等部を舞台にしたユーモアミステリー、「鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ」の一つである。ちなみに、「恋ヶ窪」にあるのに、学園の名が「鯉ヶ窪」なのは、作者が広島出身なので、カープにちなんだものと思われる。（他県人からは理解の枠を超えるが、ホント、広島県人って、カープ好きなんだよね。）⇒続き

July 6, 2012

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新人警官の掟

【送料無料】新人警官の掟（上）価格：1,092円（税込、送料別）　ロサンゼルス市警のピーター・デッカーとその妻リナが活躍するシリーズの第１２弾となる「新人警官の掟」（フェイ・ケラーマン/吉澤康子：東京創元社）。タイトルからは、ついピーターの若いころの話を連想しそうになるのだが、実際は、ピーターの娘のシンディの物語だ。⇒　続き

July 2, 2012

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万能鑑定士Qの事件簿 2

【送料無料】万能鑑定士Qの事件簿（2）価格：540円（税込、送料別）　超美人の万能鑑定士・凜田莉子が、週刊角川の記者・小笠原悠斗と事件の謎に挑む「万能鑑定士Ｑの事件簿」（松岡圭祐：角川書店）の第2弾。この巻は、事件簿１の話の続きに当たる。⇒　続き

June 29, 2012

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倉敷殺人事件

【送料無料】倉敷殺人事件価格：600円（税込、送料別）　内田康夫の描くミステリーで、名探偵と言えば、なんといっても浅見光彦である。彼の活躍する作品は、既に100冊を軽く超えており、内田康夫と言えば浅見光彦と条件反射的に脳裏に浮かんでくる位だ。しかし、少数ながら、他の名探偵が活躍する作品も存在する。テレビでシリーズ化されている、石塚英彦主演の「河豚腹」ならぬ「福原警部シリーズ」や信濃のコロンボの「竹村警部シリーズ」、そして本作で活躍する、警視庁きっての名探偵「岡部警部シリーズ」などだ。⇒　続き

June 28, 2012

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万能鑑定士Qの事件簿 1

【送料無料】万能鑑定士Qの事件簿（1）価格：540円（税込、送料別）　「万能鑑定士Ｑ」は、新シリーズの「推理劇」の方が始まっているが、こちらは、旧シリーズの第1巻「万能鑑定士Ｑの事件簿１」（松岡圭祐：角川書店）。本作では主人公の凜田莉子が、沖縄の波照間島から上京して、それまでのおバカキャラからどのようにして抜け出し、万能鑑定士とまで呼ばれるようになったか、相棒とも言える雑誌記者・小笠原悠斗とどうして関わるようになったかなどのエピソードを織り込んで、シリーズのプロローグ的な役割が強い。⇒　続き

June 22, 2012

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特等添乗員αの難事件１

【送料無料】特等添乗員αの難事件（1）価格：540円（税込、送料別）　松岡圭祐といえば、なんでも鑑定するという、美女鑑定士の凜田莉子が活躍する「万能鑑定士Ｑ」シリーズが有名だが、それと鏡合わせのようになる作品がこの「特等添乗員αの難事件」（角川書店）である。タイトルに「1」とあるので、こちらもシリーズ化されるのだろう。⇒　続き

June 8, 2012

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フランクを始末するには

【送料無料】フランクを始末するには価格：924円（税込、送料別）　アントニー・マンによる「フランクを始末するには」（東京創元社）。この作家の作品は初めてなので、期待を持ってページを開いたのだが、予想以上に楽しめた。⇒続き

June 4, 2012

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殺す鳥

　タイトルがちょっと気になる「殺す鳥」（ジョアンナ・ハインズ/神林美和：東京創元社）、原題は、”Ｔｈｅ Murder Bird"。初めて読む作家だが、ハインズはロンドン生まれの女流作家で、これまで11作品を発表しており、この小説はその10番目に当たるようだ。しかし日本語に翻訳されいるのは、他に3番目に発表された「五番目の秘密」（”Ｔｈｅ　Ｆｉｆｔｈ　Ｓｅｃｒｅｔ）だけのようであり、これまで知らなかったのもうなずける。⇒続き【送料無料】殺す鳥価格：1,218円（税込、送料別）

May 28, 2012

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ドS刑事朱に交われば赤くなる殺人事件

【送料無料】ドS刑事（朱に交われば赤くなる殺人事件）価格：1,575円（税込、送料別）　待望の「ドＳ刑事」（七尾与史：幻冬舎）の第二弾、「朱に交われば赤くなる殺人事件」。主人公は警察庁次長の愛娘なのになぜか巡査部長の黒井マヤ。超美人だが、「ドＳ」で「高ビー」、親父の威光は利用しまくりというとんでもない刑事だ。⇒　続き

May 24, 2012

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心霊探偵八雲３　闇の先にある光

【送料無料】心霊探偵八雲（3）価格：620円（税込、送料別）　神永学による「心霊探偵八雲」シリーズの第3弾、「闇の先にある光」（角川書店）。今回八雲が挑むのは、マンションの屋上から延々と飛び降り自殺を繰り返す女性の霊の謎。⇒　続き

May 18, 2012

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サクソンの司教冠

【送料無料】サクソンの司教冠価格：1,365円（税込、送料別）　美しい王女にして修道女フィデルマが名探偵役として活躍するミステリー、「修道女フィデルマシリーズ」の邦訳第7弾、「サクソンの司教冠」（ピーター・トレメイン/甲斐萬里江：東京創元社）。邦訳は、オリジナルの刊行とは順序が違っているので、本作は本来なら、シリーズの第2作目に当たる。 ⇒　続き

May 7, 2012

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