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036『呼吸法あれこれ & 姿勢を正したまま息を吐ききる呼吸法』
【呼吸法あれこれ】 ◇まずは、「八極蟷螂門」のお話になります。 「五行の気」が何故、「肺の気」から始まるかについて、蘇老師からは、 「五行の気で一番大事なのは〈腎の気〉だが、何事も、呼吸から始めなければならないから、〈肺の気〉を最初にやるんだ。」と教えていただきました。 思えば、「五行の気」は、すべて、動きに呼吸を合わせたものです。呼吸法は中国拳法にも欠かせない要素です。 ◇公営の体育館で、中国武術の練習をされているのを見掛ける事があります。 先生は実に精妙な動きを弟子の方に見せているのですが、弟子の方は、腕や肩の力頼みになっているように見えることがあります。 先生は、長年の功夫(クンフー)で、体術に合った呼吸を獲得されているのだろうと思えます。 ◇強健術の場合は、呼吸法の種類が多く、その説明も詳しいのに驚かされます。 わざわざ講習会で習わなくても、肥田先生の本を熟読すれば、かなりのバリエーションの練習が出来るはずです。映像も残っていますし。 『長呼法または長呼吸法』 【背筋を正した姿勢で行う、深い呼吸法】 強健術の「長呼法」は、以前のブログ記事でも紹介させていただきましたが、大事な呼吸法だと思うので、何度でも取り上げたいと思っています。 特に、肥田式強健術研究会の富田会長も、重視している呼吸法ですね。 ◇「長呼法」は、大事な呼吸法の割には、単独の練習法として目立ったものが少ないです。 ◇長く長く細く細く、息を吐いて行く練習法は、多分、武術においては秘伝、奥伝となっているのか、表だって聞くことは少ないような気がします。(勉強不足かも?ですが😏) 座禅の工夫が考慮されている強健術だからこそ、クローズアップされているのでしょう。 ◇強健術の型の練習で、呼吸と共に中心にまとめるやり方は、「長呼法」の素養がなくては上手く出来ないだろうと自分は考えています。 上体を絞りきり、胸をすっからかんにしてこそ、スッキリと腹腰中心にまとめることが可能だと思います。 ◇「長呼法」の名称を持った練習法は、「伏臥式」と「仰臥式」とがありますが、立位や坐位のものは特にありません。 立位は「強健術の型」の中に、坐位は「正坐」「中心練磨法」「端坐」等に内蔵されていると考えています。 背筋を正したままで息を吐ききることが出来る。そして、吐ききった後に、すぐに目一杯、息を吸い込むことが出来る。そういった流れを持った呼吸が、型や坐法に役立つと考えています。 ◇また、呼吸法は、身体の新陳代謝、内臓操練として、皆さまの健康に役立たせることを第一に考えて練習していただきたいです。 無理なく呼吸法を楽しんで行きましょう🎵 (武蔵小金井の教室も宜しくお願いします。) 036(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.10.20 02:35:36
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