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037『「簡易腓腹筋練修法の手の動き」で行う「対人練習」の試み』
◇「簡易強健術腓腹筋練修法」に苦労する人は多いですね。 理由は、 「簡易腓腹筋の型」は、「腰腹下脚を、しっかり極める型」である。 だが、その「腰腹下脚に合わせて、腕や胸を開く動作に、かなり熟練を要する」から、です。 特に「呼吸法に熟練を要する」と思います。 ◇また、練修法の名称が、脚のふくらはぎを目的とした、「腓腹筋練修法」となっているのにも関わらず、腕の動きばかりを追い掛けて練習してしまう人が多いのも、よく見受けられます。 腕の動きは、腰腹下脚の動きよりも大きい為、目を奪われ易いせい、なのでしょうか? 腕の動きも大事ですが、根本的には、「中心から腓腹筋への関連性」を追求して行くべきですね。 ◇この型は、「上体から息を吐ききって」、しかも、「中体から下半身を盤石に安定させる」だけの「呼吸法の力量」が求められます。 (他の型でもそうなのですが)特に、「横隔膜の、その場での大緊張」を念頭において練習するのが良いと思います。 よって、ここで言う「呼吸法の力量」とは、「横隔膜を、ある程度、意識してコントロール」出来る、「呼吸法経験」という「力量」になりますね。 そういった意味で「簡易腓腹筋の型」は、難易度が高い練修法だと思います。 『手を広げても、下体が安定する練習』 「型の動きを取りながらも、〈磐石の腰腹下脚〉を支えられる呼吸力を鍛えたい!」この要点を外すことのない、何か良い練習法はないかと考えていたのですが、思いきって、「二人一組の対人練習」を作ってみました。 ◇他者を相手にして、「簡易腓腹筋の型の動き」をとる場合、下半身が軽くなればバランスを崩されてしまいます。 しかし、この練習では、「崩されぬように呼吸の力を工夫することが出来る」と思いました。 また、相手を作っての練習は、何も無い空間をただ掻き回すよりは、動きの意味を探る気持ちが増すだろうとも考えました。 以下は、その対人練習です。 【簡易腓腹筋相対練習】 1、二人で向かい合って立つ。 「型を練習する側」は、両手のひらを向かい合わせにして自分の下腹の前にさしだす。 「相手側」は、「型側」の両手首を上から押さえる形で掴む。 2、「型側」は、「相手側」の、親指側の手首に、指先を入れるようにしながら、両手を相手の肩の高さまで差し上げる。 「相手側」は、差し上げられた「型側」の手に体勢を崩されて肘が開き、肩が上がる。手は外さない。 2.5、「型側」は、それまで向かい合わせていた両手のひらを、小指側から順に相手に向けて開く。 3、「相手側」の手首を裏から掴むように引っ掛ける。 (まず、「型側」は自分の手の小指側を「相手側」の手首の親指側に掛ける。 小指側で相手を手前に引きながら、両肘の先を相手の胸に向けて近づけ、持ち上げて行く。 次いで、両肘の先を外方向に開く。右肘は時計回りに、左肘は反時計回りに。) 4、両肘を左右に開いた「型側」は、今度は、そのまま両手を外側に開く。「相手側」の手首を引っ掛けたまま、これも外側に開いてしまう。 *以下、「型側」は、そのまま「相手側」の手首を掴み、腰の前に持って来る。 これで、攻守が入れ替わり、今度は、「相手側」が「型側」となって練習します。 *この練習、実は「土踏まずの使い方」の練習にもなるように作ってあります。 動作に慣れ次第、組み込んで行きましょう。 ◇この練習は、武術の練習等からヒントを得て考案した練習です。 呼吸と、手の動き、身体全体の動きの組み合わせ方を、よく注意して練習してみるのが良いと思います。 その中でも、特に呼吸に合わせます。 ◇微妙な動きですが、教室で皆で練習するうちに慣れてくると思います。 *武蔵小金井「強健術くらぶ」練習は水曜19~21時。初回見学参加無料。 037(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.10.23 10:02:02
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