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カテゴリ:買物をめぐる「勝負」
お盆休みに白い「DS」を買った。 どうやら、わたしが手に入れたDSは、有名なニンテンドーが作ったものではないらしい。しかし、電話がかけられるのである。メールだって打てるぞ。 ある事情から、新しい携帯電話を買う羽目になり、近くの何処藻ショップに出かけた。最新のケータイを手にとってみると、「おんな」と「こども」しか相手にしていないと思われるデザインばっかし。成熟したオトナのためのプロダクトなんてありゃしない。 どうせ、「電話」、「時計」(注:わたしは腕時計というものを所持していない)、「目覚まし」という3つの機能しか、携帯電話に求めていないので、「らくらくホン」だっていいわけだ。そう思って、「らくらくホン」が並んでいる、隅のほうのジミーな棚に目を向けたら、DSと目が合ったのである。 DS(ダブル・スクリーン)と名のるだけあって、このケータイには2つの画面があるが、ボタンというものはたった3つだけ。あとの操作は、すべて下側のスクリーンのタッチパネルで行う。このあたりが、電話がかけられないニンテンドー製のDSと同じような操作感覚なのだ。 操作用のタッチパネルは、様々なモードが用意されていて、用途に応じて変幻自在。iPodのクリックホイールみたいな、回転式の操作まで用意されている。「Direct & Smooth」を謳っているだけに、ほとんど直感的に操作できるので、従来の固定されたボタン式よりも、はるかに快適で楽しいのだ。 DSの「変人ケータイ」ぶりにすっかり魅了されて、この機種に決定。さっそく、何処藻ショップのおネエさんに、「これにします!」と告げた。 それまで、営業スマイルが貼りついていた店員嬢の顔が、突如として凍りつき、「お客さま、こ、このケータイは、コンセプトモデルと申しまして、か、かなり特殊な製品ですが・・・」なんて、何だか狼狽しているみたい。できれば売りたくなさそうな感じなのである。ええい、かまうものか。「特殊なところが気に入ったんですぅ」とか何とか言って、奪い取るように買ってきてしまった。 そして、使いはじめたその日から、店員嬢が警告した「特殊性」なるものが、次々と明らかになり、今度はわたしの顔が凍りつき、家族から冷笑されることになるのであるが、それはまた別な「物語り」。 いいんだ。どうせ、ワンセグなんて関係ないし。わたしは電話のかけられる「DS」が好きなんだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.19 13:46:23
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