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カテゴリ:医院の「物語り」
「先生の後ろにいるひとは、誰だね?」 常連の患者さんたちは、診察室の雰囲気が、いつもと微妙に違うことを敏感に察知して、その原因をすぐにつきとめたようです。 「今日はねぇ、医学部の学生さんが、ここに勉強に来ているの。夏休みなんだけど、感心でしょ。診察を見学させてあげてくださいね。」 「ああ、ええよ。あんた、しっかり勉強してちょうだいよ。」 「はい、よろしくお願いします。」 ★★★ わたしの背後に控えているのは、ケーシー型の白衣を着た若き女性。彼女はわが母校の医学部3年生で、maru先生の指導学生なのです。maru先生から、「ちょっと風変わりな医院と、そこではたらく医者の様子を、夏休みのうちに見てきなさい」と、そそのかされて?今回の「診療所実習」となりました。 診察開始前の院内ミーティングからはじまって、夕方の5時まで、「田舎の内科開業医の一日」を見てもらいました。まだ「医師アタマ」にはなっていない、素直で柔軟な彼女の眼に、大学病院とかなり様相が異なる、わが医院での暢気な診療風景は、どんな風に映ったのでしょうか? 同じ医学部の先輩・後輩とはいっても、大学に入学した年で比較してみると、わたしが1980年で、彼女は2005年。その差は・・・ なんと、「四半世紀」ってことか! いいんだ。どうせ、「おっさん」なんだもん。 ブルー・スペースをバックに記念撮影 (注意!「親子」ではありません。「先輩=後輩」です。) ★★★ われわれの業界では、外部から医療施設の見学に来る学生さんのことを、「エクスターン」と呼びます(反対語は「インターン」ね)。わたし自身、学生のころは、夏休みになると、国内外の病院に、エクスターンとして押しかけました。研修医になってからは、エクスターンに来た学生さんたちを引き連れて、「夜の実習」と称して呑みに出かけたりしたものです。開業医になっても、自分の医院で仕事をしながら、エクスターンを教えることになろうとは思ってもみませんでしたが、もともと「教えたがり」のところもあるので、楽しい時間を過ごすことができました。 そういえば、先日、所用のために久方ぶりに当院を来訪された、鯰事務所の岩魚さんも、「アシスタント」と称する若い女性を伴って登場。そのアシスタント嬢も、夏休みを利用して鯰事務所に実習に来た建築学科の学生さんなんだって。どうやら、プロフェッショナルの世界では、どこでも「夏はエクスターンの季節」ってことらしい。みんな、暑いけど、がんばって勉強してね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.27 08:51:58
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