146130 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Blog de 院長日誌★医院をめぐる物語り

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.09.07
XML
カテゴリ:「臨床家」研究

スドー先生のセッションのタイトルにある、「SpPin」(スピン)とは? 

「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という意味で、McGee先生の名著「Evidence based physical diagnosis」を読んでるひとならば、おなじみのタームですね。

「SpPin」な所見の一例
「耳たぶの溝」(Ear Lobe Crese)

070907

(市立堺病院総合診療科HPより引用)

0709071

上の写真と絵のごとく、耳たぶに水平に走る溝を見つけたら、陽性尤度比(ゆうどひ)2.3のエビデンスで、「心臓の冠動脈疾患を有する可能性あり」なんだって。

自慢じゃありませんが、内科医を20年以上やってきて、患者さんの耳たぶに横線があるかないかなんて、意識して観察したことなんてなかった! まさに、「ひよどり」を見逃していたわけです。

これからは、診察室のなかで、「耳たぶ」や「指先」なんかを、しげしげと見たり、触っちゃったりするかもしれませんが 、他意はありませんので、よろしくご協力くださいね。

45歳のオジさんも、医学部の学生さんたちの仲間に入って、ドキドキ、ワクワクしながら学べるのは、「カメイ道場」ならではのこと。スドー先生、カメイ先生、ありがとうございました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.09.07 22:45:17
[「臨床家」研究] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.