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カテゴリ:医院の「物語り」
昨日は、園造師匠をお迎えした「新医院竣工1周年記念イベント」。午前の診療が終わったら、「院長」から「席亭」に変身です。 まずは、席亭自ら会場を設営。2階のセミナー室から、会議用の机を3つ降ろして、待合室のブルースペースの前に並べ、師匠ご持参の緋毛氈、座布団、めくり&めくり台をセッティングすると・・・ 立派な 高座の出来上がり。窓の向こうには、師匠デザインのガーデンが、午後の陽光を浴びています。 そして、待合室備え付けのキタニの椅子・アアルトのベンチと、こちらもセミナー室から降ろしてきたセブン・チェアをずらりと並べます。(椅子だけは、やたらにたくさんある医院ですからね・・・) これで、約25名が座れる「寄席」が完成しました。 開演時間の午後3時前には、次々にお客さんが到着。建築家の鯰先生や、最近になって鯰事務所から独立された岩魚さんご夫妻も来てくださいました。 「園造師匠独演会」第1部は、古典落語。自ら携えたラジカセから流れる出囃子(古今亭志ん生へのオマージュか、曲は「一挺入り」!)に乗って、園造師匠の登場です。パチ、パチ、パチ(拍手)。 題目(ネタ)は師匠の十八番(おはこ)である「牛ほめ」。噂には聞いておりましたが、 はじめて実演に触れてみると、その芸は「セミプロ」なんていうレベルを遙かに凌駕していて、びっくり。一同大いに笑わせていただきました。 背後の壁の「ブルースペース」は金屏風のかわりですが、モダン・アートと師匠の落語のコラボレーションは、とてもイイ感じで、おしゃれな高座となりました。 コーヒーブレーク、庭の散策タイムという「中入り」をはさんで、第2部へ。 こちらは、「巷談・庭をめぐる物語り」と題したフリー・トークです。 軽妙洒脱なトークは、落語に負けないおもしろさ。聴衆のご婦人たちを巻き込んだ、掛け合いのうまさもさすがです。自由気ままにしゃべっているようにみえて、庭を構成する樹木、石などをめぐる「物語り」が、ちゃんと立ち上がってくる、素晴らしい「語りの芸」でした。 上の写真で、師匠が足をのせているのは、高座に上るための階段ですが、実は患者さんがレントゲンの撮影台にのるときに使うステップ。この寄席には、いろいろな備品があるのです。 新医院1歳の誕生パーティーを盛り上げてくださいました、園造師匠とイベントご参加のみなさまに感謝いたします。ありがとうございました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.02 15:41:54
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