カテゴリ:魅惑のタイ屋台メシ
ぎゃはははは!♪ちゃん、だめ。なんて顔してるのあなた! おいしすぎるコームーヤーンを前に♪ちゃんもめろめろの図。 ・・・というわけで、あたしがちーさんに「あのコームーヤーンといったらあーた・・・」とアイドルのファンがそのアイドルについて力説するようにうっとりと(しらんけど)「あの店のコームーヤーン」について力説していたところ、「いやーん、次のデートはそこ」とブログにまで書き込んでくれたもんでTさん大推薦のあのイサーン料理屋へ出動したのだった。 ♪ちゃんも★ちゃんも後合流だ! 「毎日イサーン料理でもいい!」と言うちーさまなんか、めいっぱいチムチュム(ちなみにチュムチムでもあってるんだってよ!)腹に詰め込むために会社から歩いて御登場。あたしゃ、夜に備えて朝から野菜スープだ。 で、後合流チームをまたずに、とっとと腹ペコの二人、ご注文体制。 雨季のためにそろそろと空模様をみながら外に席を広げていくようだけど、何がすごいって広げた席からすぱすぱ埋まって言ってしまう人気加減。店内席だって満席じゃん?? 「ねえねえ、ここってイサーン料理屋なのにあんなお酒おいてんの?」 ちーさんの美しい大きな瞳にうつっているのは隣の席の、なにやらごーかいに料理を頼んでいるねーさん。 なんか「姉御」って感じだ。タイ人には珍しく黒の上下で、しかも日本で売っていても十分おしゃれかつシックで通じるかわいらしいラインの服。特にスカートなんてあたし好み。 でもお嬢様といった風貌よりはなんか野獣みたいな迫力を感じるな。目なんか女豹みてぇだ。で、そのねーさんが、熱く正面の連れのおねーさんと語り合ってるんだけど、あれ?語り合っているっていうよりは・・・その野獣ねーさんががんがん笑いながら言葉の手榴弾を投げ続けてるって言うかんじ。で、その手元になにやら高級感がある黒いボトルが。 「Baileys」 ウイスキーらっぱのみでもしてそうなせ雰囲気なのに(爆笑)。イサーン料理屋であの、あまあま高級クリームリキュール。 ちなみに知らない人に説明しておくと、タイは安い食堂や屋台にはお酒を持ち込める(ちょっと高い店だと持ち込みプライスもメニューに書いてあるから見極めが肝心だ!)。 イサーン料理とあまあまクリームリキュール???おぇえええええ。 氷を注文しているのはわかるんだけど、このねーさん、牛乳で割ってるんだけどもしかして牛乳も持ち込みか(爆笑)? そうか、牛乳も持ち込めるのか。 「Baileys」ってものすんごく甘い。さながら液状クリームキャラメルみたいだよね。練乳というか。どれだけカロリーあるんだろう。あんなにガッパガッパ飲んでたらお酒だけで2000キロカロリーいきそう。 考えてみたらレストランや屋台、食堂でタイ人の女の子でこんなに豪快に飲んでいる人はじめてみたかも。 それにねえさんのスカートかわいいし。 「なんだか友達になれそう・・・」というあたしをちーさんが爆笑しながら止める。 ♪ちゃんと★ちゃんは「先にやっててください」といっていたらしいので、チムチュム頼み、そしてここではまだ試していなかったガイヤーンを頼み、そして愛しい愛しいコームーヤーンを頼む。 「ラープランスアンのガイヤーン、うまいよねえ」 「どうする、ここのほうがおいしかったら」 「どうしよう」 「もしそーなったら毎日通いたいよ」 どきどきどきどき。 そして、そのガイヤーン・・・手を伸ばして絶叫! 「うまぁあああああああ!」 「やべえ、ラープランスアンのより好きだ!」 「やわらかーい!なに?このやわらかさ」 「もうだめだ。もうここから離れられない。」 こんがり焼きあがったそれは、もも肉だけを使用し、箸でつついたらほろりと取れる。 昇天・・・。 二人は呆然と曇った空を仰いで固まってしまった。 「あ、あ、コームーヤーン、食べてよ!食べてよ!」 ちーさまにあの天国の味をあじわっていただきたく、すすめる。 「あたしぃ、いつも野菜中心じゃない?だからあ・・・ぱくっ。・・・うまぁああああ!」 ちーさんの美しい瞳がらんらんとしている。恐い。 「やばーい、カオニャオがすすんじゃうよー。もうこれとカオニャオでご飯終わっちゃいそう。」 「なんでこんなにうまいんだろうね。」 「お肉が柔らかいのはもちろんなんだけど、このタレ、なんかに似てるよ。えーっと日本で焼肉やでカルビ食べてるあの味みたいな。焼肉のタレみたいな!」 鼻息荒く肉類にむさぼりつく・・・もう菜食とか言ってる場合じゃない、ちーさん。 で、チムチュムも、よく見たらピンク色のタレがまた、他では食べたことがない味で、もう身をよじってしまうほどのウマさ。 ♪ちゃん★ちゃんが来る頃には「え?まだ頼んでないよ」という皿の空っぽ加減となり。 ガイヤーン、コームーヤーン、チムチュムの具・・・デジャブかとおもうラインナップがまた並ぶのだった。 ふと気がつけば♪ちゃん、となりのねーさんの氷を間違ってあたしたちのコップに入れて「いやいや、いやいやーーー」とお互い「まいぺんらい合戦」してる。いい光景だ。 いつの間にかねーさんの相方は帰っていてねーさんはひとりぼっちで飲んでいた。 1人でがぼがぼ飲む女。これもタイでは初めてみた。 やばい、やっぱり友達に・・・またしてもちーさんに止められる。 しかもねーさん、酒の順序も口の中もめちゃくちゃだと思うけど「Baileys」飲み終えてビアチャーンで口直し。男前過ぎるぞ! 「ちょっと!これ。おいしいです!!!」たからかな声でほえる♪ちゃん。それがこの冒頭の写真だ。二人ともことのほかここの料理を気に入ってくれた様子(^▼^)! 今度きたらまたここだねー、なんて盛り上がっていたら、あっ!歌うおじさん!人が増えた頃に登場するのね。 「歌うおじさんだ!きゃーきゃー!」と、嵐が全員で渋谷の交差点を歩いているのを見た女子高校生みたいに、あたしが盛り上がってると 「よっしー、あれは歌じゃなくて口上だよ!うおがしとかと八百屋と同じよ」と冷静な顔のちーさん。 でも、あの微妙にのりきらない、そうはいってもソウルを感じるメロディーはオヤジ作曲にまちがいないのだー! というわけで、おっさんを隠し撮りするあたし。・・・マニア・・・。 応援にぽちっとおしてください。ランキング参加中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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