カテゴリ:タイ、お気に入りのカフェ
パヤタイ駅で降りてコーヒー買うだけに寄れ、とも言えないんだけど(笑)、値段の割には美味しいコーヒーを出してくれて、脅威の記憶力で人の好みのドリンクをつくってくれる素敵なご夫婦(?)のコーヒーショップを書き残しておきたいわ。
パヤタイプラザの左隣にある、小さな小さなコーヒーショップ。 ドアを開けると右に雑誌、奥にちょっとしたカフェスペース、ちょっとしたコンビニエンスストアのように、日用品も置いている。 でもなにがすごいって、この色白のキュートなおねーさんである! あたしが初めてここを訪ねたのは、昨年の9月初旬。学校に行く前に冷たいアイスラテが飲みたくて、最初はビルに接したコーヒーショップでラテをかったけど、「マイワーン」といったにもかかわらず、やはりちょっと甘すぎ、しょーがねーなーと思いながら翌日はもっとサイアム方面に歩いた場所にあるスタバで90バーツのラテをたのみ(タイ人にとったらほんっとに高いんだろうな)、もののためしで翌日入ったこのコーヒーショップ。 タイ人とは思えないくらいてきぱき、てきぱきと手元を見ているだけでうっとりするほど手際の良くお客さんをさばき、笑顔もぴか一のおねーさんと、ちょっとおねーさんよりのんびりしているけど、それでもやはりタイ人とは思えない手さばきでフォローするおにーさんと、とってもまじめなショートカットのおねーさん(ちょっと目が不自由)。 朝も午後も、このコーヒーショップは人であふれている。今考えればそれだけおいしいんだろう。「アオ、ラテイェン、マイワーンカー(アイスラテください。あまくしないで)」と当時今よりはるかにたどたどしいタイ語で伝えると、おねーさん「ん?」とした顔ですぐ外国人だと思ったのか、完全英語対応(それがうまいんだよ!)。 タイ人の俗に言う、ガフェーイェン(アイスコーヒ)とかチャーイェン(アイスティー)は作り置いてあって、とっても安い。ちなみにココーイェン(アイスココア)もあるけど、どれも目が飛び出そうなほど甘いようだ。 でも、ラテやカプチーノはその場で注文を受けてドリップして作ってくれる特別仕様(一応イタリアンスタイルと書いてある)のため、甘さの調節も可能。ちょっと値がはる35バーツ。 それでも、オボパンやブラックキャニオンのたいしておいしくないアイスコーヒーよりははるかに安いし、スタバに比べたらビックリするぐらい安い。しかもちゃあんと美味しい。 「ここ!これからはここにコーヒーを買いにこよう!」と翌日行ってみると、おねーさん、人の顔を見るなり「ラテイェン、マイワーン、チャイマイカ?(アイスラテの甘くないやつですよね?)」と言う。 げげ、この人、昨日の一度だけで人の注文したものを覚えているのか?すんげー!!! しかも外国人だから覚えてるんじゃないか?ってんじゃないようで、他のお客さんにも「チャーイエン、ゲオヤーイチャイマイカ?(アイスティー、Lサイズカップじゃないですか?)?」と、ほんとによく覚えてる。あたしはこの日、2回目の訪問にもかかわらず覚えていてくれたけど、毎日きてる人なんて、顔見て頷くだけでいつもの味を作ってくれるのだ。 ちなみにあたしも3日目から、「うふ♪」って笑うだけで甘くないアイスラテが出てくるようになった。 同じ学校に通うMちゃんも、ここで「ホットのアメリカン」をはじめて頼んだ翌日、店に顔を出したら何もいっていないのに「アメリカン、今できないのよー。機械が壊れちゃって!」といわれたんだそうだ。 そんなおねーさんに、学校の下の銀行前で「こんにちわ!」と声をかけられた。カフェの経費でもおろしに来たのかな?なんだかタイでタイ人の顔なじみに声えかけられるのってうれしい。このおねーさんは、とってもファッショナブルな人で、いつもかわいらしい格好でお店に立っているのも目を引く。 あたしがおもむろに、明日日本に帰るんですぅ、といったところ、「次はいつ来るの?」とおねーさん。このところタイに来ては学校に通って、ここに毎回きていたからまさか帰国したとは思っていなかったんだろう。タイに突発的に来てももう短いだろうから学校にはこないのよね。 だから「来年・・・かな?」と誤魔化したところ「えー!来年?何しにかえるの?」と、驚かれてしまった。 タイ人ってお別れの時、「えーっ、かえっちゃうの?」「さびしいよー」より、それをすっとばして「次いつくるの?」を先に言うような気がする。 友達も「またくるよね?」「あ、次いつぅ?」と軽いノリだったし、前住んでいたアパートの人も今回住んでいたレジデンスの人もそうだった。でも、そうだね。お別れすることは変えようがないのだから、次に会える機会があるのかっていう話のほうが建設的だよね。 学校の先生も言っていたんだけどタイ人って1人暮らしできないのは金銭的なことだけではなくてさびしいからっていうこともあるそうな。「1人で寝ることできないよ・・・」って先生。寂しがりやだからこそ、別れるっていうことより次に会うことを願うのかもしれないね。 パヤタイで喉が渇いてカフェに立ち寄ってコーヒー買うなんて、近くに会社があるか、TLAに通ってるかしかないと思うんだけど(爆笑)、心和む場所なんで紹介しちゃいました♪。 素敵なご夫婦!いつまでも仲良くお店を切り盛りしてねー! 応援にぽちっとおしてください。ランキング参加中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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