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2008年12月11日
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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:過ごす
12月11日、木曜日、アフリカ上陸
バスに乗って、いきなり、モロッコとの国境へ。ここでなんとツアー客みんなのパスポートを預けることになる。
で、モロッコがわにはいると、景色が変わる。
空の色、山肌、海などの自然が変わるわけではない。
「貧しさ」が町に如実に顕れるということである。
そして、ヨーロッパが投資したリゾートマンションなどはいくらか建築中である。
お約束の貧富の差である。
で、世界遺産の町、「テトゥアン旧市街」へ。
白い家並みが密集して、迷路のような道、そこで屋台がたくさんでている。
剥いだばかりの羊毛つき皮が路上につんである。清潔とは無縁であろう肉やでは、羊やらとりやらの肉をぶつぎりにしてうってる。白い飲み物を売ってる。お菓子やは、観光客相手にどうみても高いレートで売りつける。
ツアーは、カーペットやで話を聞かないと昼食にありつけないシステムとなっている。金持ちそうなギリシャからの夫婦がなにかかった。僕は不機嫌まるだしの顔で座って、話しかけられても無視して英語は話せないのかときかれたら話せないと答えた。
僕はこのやり方がきらいである。まあ、ツアーが安い理由のひとつがこれなので、はじめからわかっていたのではあるが。
いままでこんなシステムでうんざりした記憶がある。そう、韓国ソウルへ仕事でいったとき、空港からの送迎がなぜか、キムチ屋や、にせものブランド品屋を経由しないとホテルにつかないシステムになっていて、あきれてものがいえなかった。
カーペット押し売りに耐えたら、屋上で町の景色をながめるも、大音量のコーランが聞こえてきた。これはキプロス以来である。
で、ランチ。くすくすとチキン。まあ、悪くない。
その後さらに町を歩き、みやげもの押し売り、現地ガイドがしつこくチップを要求してきたけど無視。
そういえば、レストランから出るとき、なにやら奇妙な音楽を演奏していた連中の前をとおったとき、チップだせといわれて無視したら、たぶん、これだから中国人は、、みたいな会話をしてた。「俺は中国人だ」といったわけではないので、いままでの中国人の評判がそのままでただけだろう。まあ、けちなのは悪いことではない。
IMG_1576.JPG

町の入り口。

で、バスで、タンジェへ移動。この間も、貧しそうな町並みを見る。リオデジャネイロに去年いったときもスラム地域があったが、ここでは、町の大部分がそんなかんじ、ってところもあった。
しかし、いま検索したら、アフリカの中では豊かな国だそうだ。まあ、たしかに、下には下があるのだろう。タンジェは明らかに豊かな町だった。
タンジェを歩いて、なんとかホテルで休憩。ユダヤ人経営だそうだ。ホテルにある骨董やを眺めていたら、オーナーがやってきて、お前は日本人か?東京か?などと話しかけてきた。適当にながしてたら
「おまえは本当に日本人か?100%日本人なのか?」とまでいわれた
「たぶん」
と答えた。
いままで彼があってきた日本人はきっともっと愛想よく、日本のことをいわれて笑顔で対応したのだろう。
ちなみに、僕はどうやら日本人よりは中国人にみえるらしい。まあ、どうでもいいのだが。

で、タンジェからセウタにもどる海辺のドライブは最高にいい景色だった。
対岸にスペインが見える。自分がいる大陸を別の大陸から見るというのはなかなかおもしろいものである。
IMG_1717.JPG

で、再入国の場所はやはり緊張。無事パスポートが手元に戻ってスペインに戻ったときの気分は、まさにほっとした、というかんじである。そして港に到着。ガイドからチケットをもらう。チップを受け取りたいというそぶりもみせずにさっさと彼はきえた。

船にのって、アフリカを去る。

日帰りでいけるアフリカの旅。

まあ、いろんなところにいってその町と様々なひとたちの生活ぶりや活動ぶりをみるのは、悪くない。

旅はまだ序盤。続く


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最終更新日  2008年12月27日 09時55分58秒
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