ご隠居暮しへの道

だらだらなのは、そのせい、カフェインが切れてるせい。私のせいじゃない
真夜中の徘徊と酒量の増加…致し方なし。だって秋の夜は長いもの

誰も文句は言わない

真夜中のノックの音もしない

手軽に音楽が聴けなくなる…それだけで、こんなにも“一日”がその意味をなくす
わかってる…ホントはそれが一般的に“良い状態”なのだとは

私が普通の早起きじゃなくなっても。起きていても寝てばかりでも
「なに…やってるんだ…」起き抜けにうっかり呟いて、ちゃんとわかってるから…

結局は単なるバランスの問題で、私が常に彼らと同じ基準を持ち得ないことの気鬱でしかない
彼らの言う“まともな世間”で、ささやかな幸せを感じるために善良に生きる仲良し市民

善良なる善意…この、うさん臭さがいつも私を萎えさせる


グダグダなのは、そのせい、カフェインが切れてるせい。中毒に嵌ったダレカのせい
夕暮れとともに寝付き…夜明けは遠く、誘惑は常に…あまりにも甘い