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カテゴリ:無題
1999.1.16
3日目 場所 福臨門 17頭アワビのオイスターソースがけ 鳩の醤油煮込み クルミと豚肉の炒め物 牛肉とピーマンの豆鼓炒め チャーハンの上湯がけ これにラトゥール 75年 ようやく飲み頃になってきた恐るべき グレート ラトゥール 2時間前の抜栓は必要だ。 豊かなアロマ、エキス分、だが未だに巨大なタンニン。 結論、超一流の広東料理に偉大な赤ワインは合わない。 尚、最後のチャーハンの上湯がけは、チャーハンにフカヒレのスープに使う上湯を かけたもの。 最初に頼んだとき、これを見て一同声をそろえて叫んだ、「これは卑怯だ、まずいわけがない」 是非、福臨門に行ったら注文することをお薦めする。 フランス料理の手帖 新潮文庫より ----ワインは料理とペアでたしなむもの---- 『日本でいまいちばん不足しているのはワインというものは、それだけを飲んで楽しむもの ではないということで、これがすっかり忘れられているような気がする。』 中略 『しかし、どのワインがどの料理に合うかということも、とどのつまりは、その場限りのもの。 ある時、だれかが、料理を作り、その料理とワインがよくマッチしておいしかったと思うと いうこと以外に、ワインの存在理由はない。』 中略 『だから、私は、ワインだけをとりあげるのには賛成でなく、また料理とともにワインを 論ずるにしても論ずる人の経験とか、環境、つまり生活の背景みたいなものまで確かめて かからないといけないと思うのだ。』 辻静雄 昨今のワイン高段者なる人達のワインのみを取り上げる傾向に、憂いを感じます。 皆様どうか食にも興味をもたれ、あくまでワインは脇役と言う事をお忘れなく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2002.03.19 10:30:50
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