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2008.11.27
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カテゴリ:ボルドー
今回のブログはGrandvin Matsuzawaya  ヨッパライびっくり 近松がお届けします。


本部をフランスのボルドーに置く、ワイン生産者組合の来日テイスティング会が
昨日の午後ホテル オークラ東京で開催されました。

著名なシャトーが会員になっているこの組合のテイスティング会が、
日本では近年、毎年開催されています。

昨日は2005年のビッグヴィンテージを生産者本人が、
日本のインポーターや酒販店、そしてレストラン関係者等の
プロフェッショナルな人々を対象に行われました。

たまたま今回は、2005年のワインが対象でしたが、
去年の会では2004年のワインを対象としていました。
もちろん一昨年は2003年のワインが対象です。

私は、一昨年も同会に行きましたが、
当時は当たり年とメディアでも騒がれた
2003年のワインがずらっと並ぶ会場内は熱気に包まれたすごい空間でした。

2003年のヨーロッパは、猛暑で死人も出た記録的な熱波に見舞われた年、
当日のワインも暖かな酸味が強く出たワインが多かった事を記憶しております。


昨日の2005ヴィンテージの会では、
「 あれ、シャトー数が減ってないかな?! 」と言うのが第一印象でしたが、
それでも出品された96シャトーの内、格付けシャトーがほとんどですから、
高級ボルドーワインのその年の印象を実感する良い機会でした。
(グラーヴは赤白あるので100種類を超えています。)

もちろんこれによって、お客様に薦める言葉が変わっていきますし、
弊社倉庫にある2005年の在庫もどのように扱って行くべきなのかが見えてきます。
(いや~良い勉強になりました。人混みも凄い!満車


では、2005年ボルドーの私の印象は…と言いますと、

ひとことで言うと

           「 大変素晴らしいどきどきハート

理由は、

緻密な果実味が幾層にも感じられ、酸も冷涼感があり、
既にバランスが取れているものが多く、
タンニンも熟した丸い舌触りのものが多かった事です。

ここで私が言いたい事は、決して凄いワイン達ではなく、
 (まぁ、凄いともいえますが)
ボルドーにしかできないエレガントなワインに変貌していく、
素晴らしいポテンシャルのあるワインが多かったという事です。

2003年のように大柄で酸が浅いワインとは違い、
冷たさのある酸味が2003年と2005年の決定的な違いだと感じました。


付け加えるならば、
2005年ヴィンテージの恩恵はボルドーに満遍なく降り注いでいますので、
規模や格付けは関係なく、各シャトーごとに良質なぶどうが得られているとの
予想ができます。
そういったことから、他のヴィンテージに比べても、喜びの大きいワインが多い
と思われます。
( こんな事みんな知っているっていうのに、偉そうに言ってみました!)



特に私が “ 素晴らしいと感じたシャトー ”は…

(*順番は関係有りません)

シャトー ガザン
シャトー バタイエ
シャトー ラ ルヴィエール ブラン
シャトー クリマン
シャトー アンジェリュス
シャトー レオヴィル バルトン
シャトー オルム ド ペズ
シャトー パプ クレマン ルージュ・ブラン


中でも、バルトンとクリマンが気に入りました。(私見です!)


そして、
どのシャトーワインも現在は、果実味が前面にありロースト香も目立ちませんので
それなりにおいしく楽しめると思います。

しかし、
ここはボルドーワインですから、十分な熟成感が果実味と合いまった時に、
今よりもっと飲み手に喜びを感じさせてくれることでしょう。



皆さんも、2005年のボルドーは十分な熟成を待ちましょう。



私が、いま言えることはこれだけです。



これからも、いいワインとの出会いを探していきます。

Grandvin Matsuzawaya ヨッパライびっくり 近松





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Last updated  2008.11.29 17:52:09



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