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2013.07.11
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カテゴリ:フランス ワイン
先週の社内勉強会にて新規入荷のビュイッソン・シャルルのムルソーの試飲を行いました。

ビュイッソン・シャルルはムルソーの造り手です。
先代ミッシェル・ビュイッソンの名前をご存知でしたら
あなたはかなりのブルゴーニュ通。
日本での地名度はまだ低いのですが、ムルソーのトップドメーヌの1つとして知られている
秀逸な造り手です。
イメージ 1.jpg
現在の当主は娘婿のパトリック・エッサさん。
ちなみにパーカーは彼をムルソーの知られざる巨匠と讃えております。

パトリックさんのムルソースタイルはいわゆる純粋系
果実味や酸が活き活きとして美しく混じり気のないきれいな味わい。
同じムルソーのギイ・ルーロさんもこのような感じですね。
勿論とても美味しく感じられるものです。

さて、重要な点は一歩先。
ビュイッソン シャルルが巨匠と呼ばれるには訳があります。

ただ単に美味しいというだけでは巨匠にはなれません。

美味しいにテロワールがなくてはならないんですね。
飲んで美味しいという感覚に、更にテロワールを見いだすことが出来るということ。
これはブルゴーニュ必須の条件です。

しかもこのテロワールが我々にも伝わらなくてはならない。

そこで、
純粋なる味わいに純粋なるテロワールが宿るとなるわけです。

綺麗に仕上げられていると、映りだされるテロワールも分かりやすいものです。
反面、ごまかしがきかない難しさもあります。

ただいつも思うのは
良質のぶどうのみを使ったとしても
収量を減らし凝縮させたとしても
最新の醸造技術や設備を持ったとしても、
高級樽を使ったとしても
また高度な醸造学を学んだとしても、
どんなに造り方をまねたとしても
それだけじゃ作り出せないものってあるんだろうなあ
才能込みのテロワールッてとこでしょうか


さて、この才能あふれる味わいはムルソーのみならず。
特に分かりやすいものがあります。
それは レジオナルクラス。
彼のアリゴテやシャルドネからは明らかにムルソーのテロワールを見いだせます。

ことアリゴテについては、パーカーを始めブルゴーニュ関係の書籍中にちょくちょく
顔を出し、決まってアリゴテという品種のポテンシャルを最大限に発揮した意の評が
書かれています。

是非ともお試しいただきたい!

さて、パトリックさんはもう1つの特技があります。
実は彼は熱心なるワインブロガー。自身のワインのみならず様々なワインの
テイスティングブロクを発信しています。TwitterやfaceBookも

しかもあのミッシェル・ベタンヌ氏とは意見の相違から
互いのブロク上であわやの炎上!?寸前となり、ワインファンを
興奮させたことも!?

新しいタイプのブルゴーニュの生産者ですね。

橋爪





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Last updated  2013.07.11 16:10:16



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