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テーマ:歌舞伎大好き!(1103)
カテゴリ:芸術
二人はよくあるけど五人となるとなかなか観る機会がないので行ってきました。
玉三郎の出る第三部だけ貧民席で。昔の歌舞伎座と違い3階席の最後列でも一応花道の七三が視界に入るので双眼鏡(6倍)があれば十分楽しめます。 第三部は二人椀久と娘五人道成寺の舞踊二本立て。二人椀久はド素人の私には難しかったですが、玉三郎と若手四人(勘九郎、七之助、梅枝、児太郎)が踊り分ける後者はとても華やかで、見せ場も多く楽しめました。 最初の道行は七之助の登場。七之助はしばらく観ないうちにずいぶん綺麗になっていて驚きました。 途中から勘九郎も出てきて2人で踊る→勘九郎退場で七之助1人が花道からへ本舞台へ来て坊主と問答という流れ。 わたしは役者自身の声が唯一聞けるこの問答の場面がわりと好きなんです。 提婆が悪も観音の慈悲、槃特が愚痴も文殊の知恵…柳は緑、花は紅なんて言葉ついつい覚えてしまいますね~。 で、烏帽子をもらって七之助が退場して幕があがると玉三郎登場。出てきただけでやっぱりすごいオーラですね。無駄な動きがありません。 うろ覚えですが衣装の早替わりの後鞠唄のあたりで5人が初めて勢ぞろい。 このあたり貧民席の悲しさですが倍率6倍の双眼鏡で視野に全員捉えるのは無理なので、ターゲットの切り替えが大変でした。 その後梅枝と児太郎が退場し残り三人でしばらく踊り、児太郎の花笠踊り→坊主の傘踊りときて、恋の手習いの玉三郎の手ぬぐい踊り。これはやはり見応えがありましたね。 続いて勘九郎と七之助が羯鼓を打ちながら山尽くし。兄弟それぞれの持ち味の違いが良く出ていて楽しかったです。 その後梅枝の手踊り→鈴太鼓で再び五人勢ぞろいで鐘入りのラストへ。 若手4人も頑張っているけど、玉三郎だけやはり別次元の存在に見えてしまうのは仕方ないんでしょうね。1人だけ異界の存在というか、鐘に対する怨みとか執念みたいなものを感じますから…。 今後の若手方々の成長に期待したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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