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2007/02/14(水)10:34

囲碁は果てしなく面白い

日下公人先生(東大・経済)と大塚隆一氏(東大・数学) 頭が強いので有名なお二人。 戦局は刻々と変わる。 大竹英雄先生も、この二人の勝負を見ていると 胸が痛くなってくるよ、と。その 大竹先生には日下先生も手もなくやられる。 プロ第一人者は、神さまみたいに強い。 どうしたら強くなるのですか、と向こうの本田幸子先生に伺う。 「とにかく対局例を大竹先生は全部頭に入れていらっしゃる」、と。 女流のトップを極めた本田幸子先生に、 片岡秀太郎君(数量流体工学)。 これで三回目、今年中に初段になるよ、と大竹先生。 インプットを極めると、頭が有機的に働くようです。 これはどの分野でも同じ。ひたすら学ぶ。 それができることが天才の天才たるゆえん。 どの分野でも自分の専門はひたすら学びこむことだと思います。 それ以外にいい手などありません。 天才は突極の努力。 天才の気をかぐだけでも良い気をいただけるみたい。 そして碁盤は宇宙のように広く果てしない。 ちょっと気を抜く側が、すぐダッダーと押される。 本当にいい頭の体操。こうして いつも頭の回線に使う訓練をすると、 いざというとき決断が早くなるそうです。 それに美容にいいに違いない。 顔が締まる。 ヒカルの碁で小さい人にも親しまれている碁、 勉強よりいい勉強になります。 若い人にはとくにおすすめ。 昔の軍人さん、政治家、実業家はよく碁をされたという意味をかみ締めます。 本田幸子先生の父上も海軍の将校でいらしたそうです。 身体を悪くされて娘三人を日本で最初の女流棋士に 育てあげたのです。 幸子先生は次女でいらしたから なんとなく覚えてしまったそうですが、 姉上は本当に英才教育をされてたいへんだったと思います。 家中の鏡を取り払って、化粧などをさせなかったから お母様が難儀されたそうです。 でも15歳でプロになられたから化粧など必要なし。 昔は素直に、学び、習うという稽古をしたから 吸い取り紙のように学んだにちがいありません。 月刊「ぺるそーな」で本田幸子先生(5月号)のインタビューをさせていただきました。 本づくりをするものの僥倖です。 素直な人が一番のびる。 「そのまま」が稽古の極意だと茶道でもいわれます。

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