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カテゴリ:いのち、みつめて
GW前半に、「はなちゃんのみそ汁」の出版を祝う会に
参加させていただきました。 場所は、陶芸家 川本太郎さんのお宅。 三瀬の山奥にあるステキなお宅に、 たくさんの方々が、一品持ち寄りで集いました。 あいにくの天気でしたが。。 祝福しようとする思いはひとつ。 とっても楽しくステキな温か~い会でした 「はなちゃんのみそ汁」の著者である(旦那さまと娘ちゃんと3人の著書) 六本松さくらさん こと 安武千恵さんとの出会い、 それはそれは衝撃的なものでした。 千恵さんとの出会いがなければ、今の私はありません。 ブログを始めたのも、ホールフードを学ぼうと思ったのも、 千恵さんとの出会いがあってこそ。 千恵さんとの出会い・・・ 今までにも何度か書きましたが、 ちょっと振り返って書いてみようと思います。 (詳しくは、コチラにも書いています → 過去記事「さくらさん、ありがとう」) 千恵さんと出会ったのは、マクロビオティックの料理教室でした。 陽菜子を妊娠中、助産院での厳しい食事指導に凹み、 もっとおいしく楽しく料理をしたい! と思ったことがキッカケで、通い始めました。 教室では、5~6名のグループに分かれて料理をするのですが、 千恵さんと同じグループでした。 食べるときも隣同士で、一番よくお話したのを憶えています。 そして陽菜子を死産した後・・ ペチャンコのお腹を見て何と言われるのか。。 怖くて、なかなか料理教室に参加できずにいましたが、 逃げていても仕方ない、と勇気を振り絞って参加したときのこと。 顔見知りの方々にたくさん声をかけられました。 「生まれたんですか~?」 「いえ、ダメだったんです・・・」 「え・・・」 一様に言葉を失い、 あぁやっぱり来なければよかった。この場から逃げ出したい・・・ そんなふうに思っていたところ、 ただ一人、親身になって話を聞いてくださったのが、千恵さんでした。 そして、いろいろと話が広がっていき、 「『ここ』読みました? あの表紙の絵、うちの娘がかいたんですよ」 と、聞いたときには、全身の血が逆流しそうなほどの衝撃! 陽菜子を死産したあと、 「これ読んでみたら?」とダンナが教えてくれた 西日本新聞の連載「いのちのうた」。 乳がんを患う女性のお話で、 奇跡的に妊娠、出産、そして再発・・・ いのちとは何か?生きるとは何か? 深く考えさせられた記事でした。 その連載最終日に載っていた、娘さんが描いた絵。 それが「ここ」の表紙と同じ絵でした。 ・・・ということは、その連載に載っていた 乳がんの女性というのが、今目の前で話している千恵さんのこと!?!? いろんなことが頭の中をめぐり、点と点が線で繋がっていきました。 何なんだ、この出会いは!この繋がりは!! あのときの興奮は、今でもはっきり思いだせるほどです(笑) そこから、千恵さんと繋がりました。 やさしくて、おもしろくて、ちょっと天然で、でも芯が強くて、 いつも惜しみなく人に愛を与えるかのような笑顔にハグ。 ただひたすら前を向いていた。 本当に眩しいくらい輝いていた。 声楽家である千恵さんのコンサートにも、何度か足を運びましたが、 全身に響き渡る歌声は、何度聴いても美しかったです。 そして出会って7ヶ月後に、天に召されました。 この本を読んで、 あの千恵さんのやさしさ、強さの裏には、 こんな辛い闘病生活があったんだなぁ・・・ と、改めて知ることができました。 千恵さんのユーモアあふれ、笑いあり、涙あり、 色々な思いが綴られたブログ記事が、 読んでいて、とても懐かしかったです。 (私と出会ったときに、書き記してくださった 記事(→コチラ)も載っていて、妙に嬉しかったです^^) 幼い子を遺していかねばならなかったこと・・・ どんなに辛かったでしょう。 どんなに生きたかったでしょう。 目の前にある日常を、当たり前のような日常を、 感謝の気持ちを忘れずにいたい。 そして今一度、親として子どもに何が遺せるのか、考えたい。 改めて千恵さんが遺してくれたことの大きさを思い、 感謝の気持ちでいっぱいになりました。 千恵さん、ありがとう! 今、自分にできることを模索しつつ、一歩ずつ前に進んでいきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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