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カテゴリ:食物アレルギー
7月、七夕飾りをする頃になると必ず思い出すことがあります。
(もう7月中旬になっちゃったけれども) 今は高校生になった長女が幼稚園年少(3歳)の七夕のこと。 願い事の短冊に、「たまごやき を たべたい」って書いたんです。 幼稚園から短冊を渡されて、家で書いて園に持っていくことになっていました。 「ねがいごと」なんて、まだ幼い3歳にはちょっと難しいかもしれない と思いましたが、 ちゃんと意味が分かってたんですね。 母乳経由で卵・乳に反応し、蕁麻疹の症状があった長女。 少しずつ負荷して試していた時期だったと思うけれど、 まだ卵そのものは食べたことがありませんでした。 絵本に出てくるお弁当のイラスト、幼稚園の給食に入っていて、 みんなが食べている、あの黄色い玉子焼き。 どんな味なんだろう?って食べてみたかったんですね。。 幼稚園に飾られた七夕の笹には、 「プリキュアになりたい」「かめんライダーになりたい」 「〇〇やさんになりたい」などが書かれた色とりどりの短冊のなか、 長女の「たまごやき を たべたい」の短冊を、 私はきっとずっと忘れない。 長女は、数年後、玉子焼きを食べられるようになりました。 絵本や幼児雑誌、子ども向けテレビ番組や童謡・歌など、 さまざまな場面で登場する、ケーキやソフトクリーム。 なんだかよくわからないけれど、 お誕生日など特別な日に食べるみたいで、食べた子どもがとっても嬉しそうな顔をする、 ふわふわして美味しそうなもの。 生まれてから一度も口にしたことがないから、 (もしくは、赤ちゃんに頃に少量食べたかもしれなけれど覚えていないから)、 どんな味がするか想像もできない。 時には、まわりの大人たちから「食べられなくてかわいそう」「我慢してえらいね」などと言われたりする。 どんなものか分からないから、特に我慢しているわけではないのにね。 「かわいそう」でも「えらい」わけでもないのにね。 そんな長女は、人一倍 食べ物のありがたみがわかる子に成長しましたよ。 食べられる幸せ、美味しく感じる幸せ。 人の痛みがわかる子 にもなったんじゃないかな。 ちなみに、 年中さんの短冊は、「プリキュアになりたい」でした(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月19日 16時13分14秒
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