TaiwanKOM 2018
個人的に、一年で最もワクワクするイベントであるTaiwanKOM(≒タロコヒルクライム)に参加してきた。まぁ、タロコ=太魯閣渓谷はレースの序盤の部分だけなので、無理やり名前を付けるとしたら、武領ヒルクライムということか。(台中側から上るレースもあるのでややこしいですが。乗鞍と同じようなものか。)Japan KOMと銘打つとしたら、どこが適当か。。高山~乗鞍か、松本~乗鞍かな。それでも、獲得標高差はTaiwanKOMに比べたら全く足りないが。。今年は、春から乗鞍まで、イマイチ歯車が噛み合わないまま過ぎてしまい、招待頂いたいくつかのレースで優勝できたものの、狙ったレースでは優勝なし。春先は、2017よりも1000kmほど多めに乗ったし、準備は万端だったはずが、膝のトラブルはあったものの、6月の富士ヒル&全日本は厳しいレースとなり、そのまま調子を上げられず乗鞍へ。乗鞍後は毎年恒例の急激なやる気ダウンの中、、招待頂いたレースは全力で走れるので、コンディションとしてはなんどか保つことが出来た。(非常に珍しいことに、ゴール後の一瞬だけ石鎚山の山頂を拝むことが出来た。帰りに通った、UFOライン?からの景色は素晴らしく、また走りに行きたいと思った。)10月中旬から、サンボルトアルティメットライド+青山高原ライドを楽しむ。2年前は才田以外は誰も来てくれなかったサンボルトライドだが、、田中という仙人が声をかけてくれた結果、えらいツワモノが集ってくれて、賑やかなライドとなった。まぁ、TaiwanKOMへ向けた特訓という位置づけだったのに、まさにTaiwanKOMに参戦する自分と才田が最後の勝負所=大観山で激しく散るという結末。。 大丈夫か。さて、時は流れ、10/25関空より飛び立ったMM23便は、遅れもなく、桃園国際空港に着陸。したにも関わらず、入国に1時間ほどかかってしまい、結局、集合時刻に遅れてしまう。まずは、腹ごしらえに、台湾7/11の排骨弁当。うむ、台湾の風味は期待値よりも少し弱いものの、うまし。毎年の桃園から花蓮までのルートだが、今年から、台湾東部の崖地帯にトンネルが新しく通ったため、かなり所要時間は減った気がした。途中のファミマでは、腹が減らずに何も買わず。(皆、翌朝の食事を購入していたが、自分は朝まで我慢できる自身がなかったのもある。)いかん、このペースではレースに辿り着かん。。といういことで、前夜は腹一杯に、台湾料理(地域柄、海鮮炒め物系)を楽しみ、当日は、なんとかパン3つを食べきって、出発。スタート地点は近く、トイレも不安なし。要綱には出走サインをすることになっているのに、サインボードなし^^;) 。2013以外は毎年参加しているが、これまでサインしたのは一回だけだった気がするが。。なんやかんやとやっている間に、もうレース5分前。今年は、MCのおじさん&おばさんのトーンも例年になく抑えめで、いつも絶叫していたのにどうしたのか、、と。定刻通り、6時スタート。太魯閣大橋までの15kmのパレードはこれまでで最も平和だったかも。リアルスタート後は、宣言通りカットんでいく兼松さんを見送る。どうぞご無事で。。集団は兼松さん含む3名ほどの逃げを容認し、完全にサイクリングペースに。どこも曳くチームもなく、これはこれまでで最も遅いペースかな、と思っていたら、トンネルの中だったか、優勝候補筆頭のエブセンが本気アタック。さすがに集団は放置せずに追うが、これをきっかけに、さっきまでのマッタリムードは吹き飛び、ロードレースへ。ほどなくして、兼松さんらを捉え、しばらくはよいペースで進む。このまま行くとむしろ最速ペースか、、と思いきや、ピタッと集団が止まる。で、そこから兼松さん含む2,3名がまた発射!完全に逃げがきまったタイミングで、SUNWEBの中国人選手がアタックして追走に出るが、、ほどなくして下がってきた。。 おいおい、これはイカンやろぅ、、と心中で突っ込んでおく。その後は英国からの紳士団が、とりあえず曳いときますわ、ってペースで延々と曳いてくれる。前座レースの台北の陽明山で優勝した英国 ヒルクライムチャンプも一緒に回していた。少し緊張感が漂ったのは、去年、ニーバリ兄弟が突如アタックを繰り出した地点付近。才田もしっかり上がってきて、急変に備える。今年は何も起らず。集団内に、アーゼーデューゼルのジャージの選手が居たので、モニエ氏に、あれはレプリカ?本物?と聞くと、本物だと。後で才田に聞いても、ツールでステージ優勝したこともある選手です!と。で、リアルスタートから50km地点くらいだったか、その選手が突如、集団先頭で曳き始める。それまでのペースとは全く違うペースとなり、集団は一列棒状。やっと集団のエンジンがかかるのか、、と思っていたら、延々と曳き続けること、30km。なんという脚をもった選手がいるものだと、ワールドツアー級の凄さを垣間見ることが出来た。さくっと書くと、この曳きで、200人くらいは居た集団が、10人ほどに。。wで、その絞りこまれた10人で、最後10kmのアザミラインに突入し、ノーガードで打ち合った結果、なんと、、SUNWEBから送りこまれた̻̻刺客(ローレンステンダム選手、38歳同い年)をかわして、6位入賞できたという奇跡的快挙とあいなりました。このあたりの詳しい模様は、兼松さんの漢逃げ+猪野さんの奮闘に混じって、、NHKチャリダー+BS番組にて放映されると思いますので、是非ともご覧くださいませw。最後に、、毎年、これ以上ない楽しいツアーを提供頂いております、サンボルト橋本さん、コリンちゃん、今年からヤベさん、林さん、毎度ありがとうござます<( _ _ )> あとは、沖縄までもうひと踏ん張り頑張ります。