カテゴリ:中国
退職前の15年間、地方都市の清掃行政の一端を担った関係上、環境問題が、ことのほか気になる。
中国の大都市や、中小の都市の街中の道路が、多くのごみで、汚されていることは、よく知られている。これを、「民度」の問題だと、よく言われる。公共道徳の問題でもある。 しかし、少し前までは、日本にも、そういう時代があった。1964年の東京オリンピックあたりから、清掃・美観の問題が、やかましく言われ始めたようだ。 そして、たしかに、日本の町並みで、ごみを見かけることは、少なくなったと思う。 昔、イギリスやオランダの地方都市を回ったことがある。スイス、ノルウエーも、すっきりして、清潔だった。 しかし、スペインやイタリアなどの南欧は、少し、雑然として、ごみが、相当、目についた。 宗教的、歴史的、地理的、経済的、文化的・・・・な、様々な要因が、あると思えるが、現代人が 生活していく中で、必ず出てくる、ごみの処理の問題は、避けて通ることは出来ない。 (はんぺん) -------------------------------------------------------------------------------------- 東京の「清掃工場」を視察、「煙突が無い」「異臭がしない」・・・日本の環境保護の取り組み=中国メディア 2015-02-10 サーチナ 中国メディア・新京報は8日、「日本の清掃工場にはなぜ丸い煙突がないのか」として、東京の清掃工場視察を通じて知りえた、日本の環境保護の取り組みについて紹介する記事を掲載した。 記事は、2020年東京五輪の選手村や高層マンションに近い東京・有明の清掃工場を見学、「なぜ高層マンションエリアで清掃工場が存在し得るのか」としたうえで、工場からゴミはおろか、ゴミを焼却したさいに排出される気体の異臭がまったくしなかったと紹介した。 そして、工場の所長が「排出される気体は空気に相当する」説明し、排出される有害物質ダイオキシンの量はほぼ0であること、日本企業の技術革新により有害物質を取り除き、最終的には水蒸気に変えて大気中に排出することを明かしたと伝えた。 また、「市民が清掃工場などに煙突があり、煙が排出されるのを見ることをとても忌み嫌う」ため、丸い煙突を改良して、工場を三角錐のオフィスビルのような形にするとともに、排出される水蒸気も透明になるように工夫したこと説明した。 記事は、日本でも1950-60年代に深刻な環境汚染が発生して住民の健康を脅かしたことがあると紹介。 その教訓から「持続可能な発展を実現するには環境保護が必須」との認識で政府と企業が一致、小さな衝突はあったものの政府と企業が大気汚染予防のための経済コストを支出するようになったとした。 さらに、日本政府と企業が中国の大気汚染問題に非常に関心を持っているとする環境省職員の話も紹介。 中国に対して汚染監視制御の技術や汚染情報公開制度をシェアする提案を行うなど、中国との協力を進めていると語ったことを伝えた。 記事はこのほか、日本の大気汚染対策の効果や信用度を高めるために、企業に汚染物質排出情報の開示を義務化させ、清掃工場でも関連データをいつでも閲覧できるようにしたり、汚染についての情報をリアルタイムで表示する電子掲示板を設置するなど、情報開示に取り組んでいることも併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.29 12:05:38
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