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2015.12.21
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カテゴリ:社会主義
世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が11月9日に、ロシア陸上界で組織的なドーピング(禁止薬物使用)があったと認定する報告書を公表した。
かなり、昔、1985年に月刊誌「文芸春秋」で、社会主義、ソ連・東ドイツの国家ぐるみの薬物投与によるオリンピックでの大量金メダル獲得と、彼ら「優秀選手」たちの極端な短命について、特集記事が出たことがあった。

ぼくの中に、「社会主義についての疑惑」が、広がり始めていた時だったので、強烈に覚えている。この記事は、コピーして、いまだに手元にある!!!
こういう書き出しをすると、すぐに「それなら資本主義、あるいは帝国主義でもドーピング事件はあるし、彼らは、許されるのか??」という反論をする人がいる・・・・そうではない。
この問題は、資本主義の是非はともかく、(社会主義の本質)にせまる議論に発展するものだということを言いたいのである。
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1950年代後半の中国共産党による、大躍進政策の大失敗により、何千万の人民が、飢えと暴力で殺された事実は、鉄のカーテンの中の出来事であって、当時の国外の人間に、わかるハズが無かった。
1966~1976年の中国共産党による、「文化大革命」では、大混乱の中で、一定の報道が可能であって、三角帽子をかぶせられた「反革命分子」の引き回しや、紅衛兵集団の間の無数の「武闘」と虐殺は、ちょうど青年期の僕たちも、知るところとなった。
変革に関心を持ち始めた僕たちは、マスコミの報道を見ながら、異様な感じを受ける反面、貧富格差などの不公正を憎む、勧善懲悪のヒューマニズムの観点から、何か、既成の「汚濁」に染まり腐敗した政党や権力を根底から、破壊し、創造し、理想世界に導くきっかけになるかも・・・・という非科学的な「幻想」があったように思った。
ぼくの友人の中には、その後、「文化大革命」「紅衛兵」にあこがれて、「毛沢東思想学習」のために、中国大陸に、確かめに行った同級生もいた。学生運動の中には、毛沢東思想を高く評価する「ML派」という党派があったぐらいで、「毛沢東思想新聞」が、発行されていた。
アメリカ帝国主義のベトナム侵略が、叫ばれ、ベトナム民族解放戦線と連帯することが、学生運動の大きな柱の一つであった。ベトナム戦争の「残虐性」が大きく取り上げられ、学生たちは、皆、奮い立った。

1968年のワルシャワ条約軍による、チェコ侵犯が、ぼくにとっては、社会主義に対する不信のきっかけの一つだったが、その後、1975年のベトナム解放勝利で、少し自信を持ったが、すぐあとに、大量の「ボートピープル難民」が発生して・・・「なんで解放された祖国から逃げるの?」と、またまた不信感が・・・

中国の開放政策の結果、中国社会主義の矛盾、問題点、その低レベルの発展具合が、次第に明らかになり、(資本主義の優位性)が、「証明」されてしまった。学生時代には、「社会主義の優位性」を信じ込んできたのに・・・・!!!

その後、1989年の「天安門事件」、1991年の「ソ連崩壊」の中で、さらに「社会主義」の「非人間性」が、明らかになり、日本のサヨクグループは、深刻な「総括」を迫られることになる。
社会主義協会などは、慌てふためくばかりで、総括できず、たとえば、プロレタリアート独裁を堅持したまま、無駄な時間を過ごしことにより、凋落していった。
(社会主義の本質)にせまる議論に発展する「国家ぐるみのドーピング」
・・・・・皆さんは、どう考えられるだろうか?   (はんぺん)
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クローズアップ2015:露、国ぐるみ薬物疑惑 反ドーピング機関「出場禁止に」  毎日新聞 2015年11月11日 東京朝刊

 世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が9日に公表したのは、ロシア陸上界で組織的なドーピング(禁止薬物使用)があったと認定する報告書だった。第三者委員会は国際陸連などに対し、ロシア選手の大会出場を禁止するよう勧告。

国際陸連は制裁処分の検討を開始した。ロシアは反発しており、このままでは来夏のリオデジャネイロ五輪への参加も危うい。スポーツ大国の国ぐるみのドーピング違反はスポーツそのものへの信頼を失いかねない。【ニューヨーク田中義郎、モスクワ真野森作、新井隆一】

 ◇はびこる勝利至上主義

 「私たちが他の選手と差をつけるのは、どうすべきなの。薬物の使用よ。それがロシアの仕組みなのだから。検査機関の所長は検査結果を隠すことを手伝ってくれる」。WADAの第三者委の報告書で記された一節だ。

友人との率直な会話の主とされるのは永久追放を勧告された2012年ロンドン五輪陸上女子800メートル金メダルのマリヤ・サビノワ選手。報告書は「ロシアには勝つために手段を選ばない文化が深く根付いている」と厳しく指摘した。
 ロシアのドーピング疑惑は昨年12月にドイツの公共放送がドキュメンタリーで報じた。WADAはディック・パウンド氏を責任者に第三者委を設置。
約10カ月に及ぶ調査の末、作成された323ページの報告書が結論づけたのがロシア政府を頂点とした国家ぐるみのドーピング違反だ。

 サビノワ選手の会話に出てくる検査機関は本来は検査結果の公平性を保つため、独立性が求められる。
しかし、報告書は運営にスポーツ省が関与して、ソ連国家保安委員会(KGB)の流れをくむロシア連邦保安庁(FSB)に監視されていることを証言をもとに列挙。薬物使用に手を染め、検査結果のすり替えの不正が横行した実態を報告した。これらの不正をパウンド氏は「国が承諾したということで、それ以外の結論はない」と厳しく指摘した。

 かつて旧共産圏で国威発揚の手段として組織的なドーピング違反が横行した。1970〜80年代の旧東ドイツでは将来を有望視された子どもたちを鍛え、コーチらは筋肉増強剤を渡した。国策で強化された「ステートアマ」と呼ばれる実質的なプロ選手たちは国際大会でメダルを次々と獲得した。

ただ、その後、内臓疾患を訴えるなど健康被害が寄せられ、社会問題化した。中国では90年代に陸上長距離で馬俊仁コーチが率いる「馬軍団」が席巻。薬物疑惑がつきまとい、00年シドニー五輪前に陽性反応を示した陸上など大量27選手の派遣を直前で取りやめた。

 ロシアもソ連時代の社会主義体制下、ステートアマを育成した。選手たちは常に勝つことを求められ、勝てば国家から生活が保障された。
91年のソ連崩壊後は社会や経済で混乱が起きたが、00年代に入り安定を取り戻し、政府がスポーツ強化に投資する余裕を取り戻した。
それに呼応するようにドーピング疑惑が常に影を落とし、WADAの13年のドーピング違反報告書でロシアは国別で225件といまだに最多だ。

 ロシア陸上競技連盟は違反を隠すため、国際陸連の幹部らに多額の賄賂を支払った疑惑も浮上している。第三者委は賄賂に関しては国際刑事警察機構(インターポール)に証拠を手渡して、実態解明を委ねた。パウンド氏は「氷山の一角。陸上界やロシアだけの問題ではない」と警告する。

 ◇リオ五輪に暗雲

 WADA第三者委の報告書の指摘をロシアでは「ロシアのスポーツ史上最大のドーピング疑惑」(主要紙ベドモスチ)と報じた。近年、スポーツを「国威発揚」に利用してきたロシアだけに、その防戦に躍起だ。

 ロシアのスポーツ省は10日、「調査は確かな事実と証拠が必要だ。WADAが立証することを要請する」との声明文を発表した。報告書の内容そのものに疑問を呈して、黙って従おうとはしない闘争的な態度を明確に示したものだ。

 14年ソチ五輪を頂点に、ロシアのプーチン政権はここ数年、国際的なスポーツイベントを次々と開催し、施設やインフラ整備に巨額をつぎ込んできた。18年にはサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会も控える。ソ連崩壊から二十数年を経て「大国」として復活を遂げたロシアを内外に印象付ける狙いがあった。

 スポーツ界も成果を残してきた。特にお家芸の冬季競技では、10年バンクーバー五輪では金メダル数3個(総獲得メダル数15個)と冬季五輪史上最低の結果でありながら、4年後のソチ五輪では金メダル13個を含めて総獲得メダル数は33個と国別メダル数で1位に急増した。
国ぐるみの不正はこれまでの流れを根底から覆しかねない危機となる。

 第三者委のパウンド氏はロシアに事態の早期改善を求める。国際陸連は弁明の機会を与えたうえで処分を科す方針だ。しかし、ロシア政府はペスコフ大統領報道官が「証拠が示されるまでは受け入れ難い」と反発。11日にはプーチン大統領とスポーツ省幹部が対応を協議するが、正当性を主張して乗り切る方針とみられる。

 国際オリンピック委員会(IOC)は「クリーンな選手を守ることが最大の優先事項。報告書を精査したい」と慎重だ。旧ソ連のアフガニスタン侵攻を批判して米国や日本がボイコットした80年モスクワ五輪の苦い教訓がある。批判が高まれば、ロシア政府がリオ五輪のボイコットをちらつかせて政治問題化しかねない。IOCにとってはモスクワ五輪以来、最大の危機だ。

 五輪と並ぶスポーツの巨大イベント、サッカーのW杯でも招致を巡り、国際サッカー連盟(FIFA)が不正に揺れている。国際スポーツ界で最近、声高に叫ばれるのがインテグリティー(高潔性、品位)という言葉だ。不正がまん延する深刻さの裏返しでもある。20年東京五輪・パラリンピックの開催地もインテグリティーの順守が課せられる。





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最終更新日  2015.12.21 13:40:55
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