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「弁当」に対して、ハンパないこだわりを見せる日本人 どうしてそこまで? =中国メディア 2016-04-07 サーチナ
日本人は弁当が好きだ。毎日の学校や仕事に持って行く弁当、そして遠足や運動会に食べる弁当の味・・・。働く人が昼に食べる弁当を紹介するテレビ番組が人気を集めるくらいだから、やっぱり日本人は弁当が好きなのである。
中国メディア・今日頭条は5日、「日本人は弁当にどれほどこだわりを持っているのか」とする記事を掲載した。記事は、今や全世界に広がる飲食文化である日本料理に欠かせないジャンルとして弁当を挙げ、日本人がその容器や中身に強いこだわりを持っていることを紹介している。
まず、弁当の容器について。デザイン性や機能性、携帯性などが重視されるなかで、オフィスで男性が使うのに適したものなど、様々なターゲットに絞った容器が作られているほか、容器のほかに弁当袋や箸、保温商品などを揃えた弁当用品専門店も存在することを伝えた。
そして、中身についてはトマトの赤、卵焼きの黄色、ご飯の白、海苔の深緑など、「色彩がとても豊かである」と説明。味が薄く、油が少ないという日本料理最大の特色も生かされており、健康にもとても有益であると説明している。
もっとも、衛生面を考えると弁当の味付けは濃い目にするのがセオリーだ。「冷めてもおいしく食べられるために濃い目にする」という意見もある。しかしそれでもやはり、中国の人にとっては「薄味」と感じるのかもしれない。
記事はさらに、日本では経済が発展した今でも学校や職場に弁当を持って行く習慣が残っているとし、給食制度がある学校でも運動会や遠足などでは弁当持参となることを紹介。さらに、子どもの興味をひくために、米飯やおかずを使って動植物やキャラクターを作製するテクニックの存在、独身男性が自ら弁当を作って会社に持参する「弁当男子」ブームについても言及している。
そして、弁当は「単純に日本の食習慣を映し出すものに留まらず、日本人の生き方に対する態度や探求の姿勢をも示しているのである」と論じた。
最近では保温性の高い容器が簡単に手に入るようになり、温かい手作り弁当が食べられる環境が整ってきたが、弁当の基本的な魅力は「冷めてもうまい」所にあるのではないだろうか。冷めた食事に対する抵抗感の低さも、日本の弁当文化をここまで発展させた大きな理由の1つなのだ。
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最終更新日
2016.04.09 03:52:16
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