カテゴリ:北朝鮮
北朝鮮党大会まで1週間、平壌封鎖状態=住民締め付けも 2016年4月29日 ワウコリア 【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が36年ぶりとなる朝鮮労働党大会(5月6日開会)を1週間後に控え、平壌に厳しい規制を敷き、住民に対する取り締まりも強化している。
北朝鮮に詳しい消息筋は29日、冠婚葬祭を禁じる指示が中央から出され、住民の間で不満が高まっていると伝えた。居住する行政区画の外へ旅行や出張に出掛ける際に携帯しなければならない旅行証明書の発行も全面的に中断されたという。
人民保安部(警察)は平壌市と中朝国境地帯の警備を封鎖同然まで強化した。 同部はまた、住民に対する特別取り締まりに乗り出しており、住民の生業に支障も出ている。
ある消息筋は、人民保安部が市内のあちこちに見張り所を設置し、車両や歩行者を取り締まって罰金を科しているとしながら、住民が外出するのを恐れていると訴えた。
別の消息筋は「特別取り締まり中に人民保安部要員の指示に従わなかったり反抗したりした住民を体制の安全を脅かす不純分子と見なし、厳しい処罰を加えている」と明らかにした。
人民保安部は機関や企業、工場などで労働者の勤務状況を立ち入り調査している。一般家庭の訪問も頻繁になった。
北朝鮮は一般的に、正月、金正日(キム・ジョンイル)総書記と金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日、国慶節、党創建記念日の前後に特別警備体制を取っている。
今回の党大会に向けては、生産や建設などを大々的に行う「70日戦闘」を2月中旬に開始し、その全期間を特別警備期間に設定したほか、旅行と夜10時以降の外出を禁じた。
こうした措置は、党大会を控え住民の北朝鮮脱出や生計を立てるための違法行為、犯罪などを防ぐため、住民を恐れさせる雰囲気を意図的につくるものだという分析もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.05.05 01:43:46
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