カテゴリ:捕鯨問題
ペットブームと言われてから、相当の期間が経過する。犬や猫、その他の生き物を飼うこと、共に暮らすことで、「癒される」というわけだ。
僕が、小さいころは、飼い犬は「番犬」として、人間の生活に役立つ動物として重宝されたものだ。大昔から、犬は、人間の生活にとっては、必要な存在だった。「牧羊犬・牧畜犬」なども知られているし、南極で「犬そり」を引いたり・・・・猫は、その点から見て、あまり必要な動物としては、認識されていなかったように思う。 1960年代には高度成長期にあった日本の 豊かな生活の象徴としての犬や猫などのペット飼育が大ブームとなり、現在に至っているようだが・・・高齢者も含めた家族の一員として大切にされて、「癒やし」の役割が期待されている。
同時に、世界中を見れば、ある特定の地域での「犬食文化」の長い歴史的事実も存在する。ウイキペディアによれば、「犬食文化」は、「食用として犬を飼育してその肉を食べる習慣、及び犬肉料理の文化がある。中国、朝鮮半島、日本を含めた東アジア、東南アジア及びハワイ、ポリネシア、ミクロネシア、オセアニアなどの島嶼に於いて存在した。中国の一部の地域、ベトナム地域、朝鮮半島地域などの市場では、内臓を除去しただけのそのままの姿のものや小さく解体した形状などで犬肉が販売されている。調理方法は国によって様々である。」とある。
ところが、「犬食文化」は、長年の人類の歴史の中で育まれてきたものであり、否定されるべきものでは無いにもかかわらず、先進国?(欧米など?)のペットブームなどを背景にして、中国や韓国の「犬食文化」が、「文明的でない?」として、否定される動きが出ていることは、極めて憂慮されるべき事態であると思う。北京五輪やソウル五輪でも問題にされたし、今回の平昌五輪でも、何度も取り上げられ、批判されてきた。
もちろん、ペットブームの中で、愛玩動物として、家族の一員として、共に暮らしてきたペットの同類が、食用にされているということ自体、受け入れにくいという素朴な感情は、わからないでもない。
しかし、鯨食文化を否定するグリーンピースやシーシェパードなどの団体のような過激な運動は論外だが、牛や馬、カンガルーその他の動物の食用に関しては、批判が無いのも、不思議を通り越して・・・呆れてしまう。
食文化というモノは、他民族、他国民が、介入して、全否定すべきものでは無い・・・と、以前から考えていたし、「西洋ファースト?」の強引な押しつけには、毅然と反論・反撃して、大切な食文化を守ってほしいと考えている。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――― 販売禁止のうわさも「犬肉祭」今年も開催。中国 2017年6月21日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.12 17:39:17
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