カテゴリ:社会主義
いまだに(社会主義という化石)に、こだわる人たち・・・ 2017-9-10 (はんぺん) 新社会党大阪府本部のホームページは、2009/4/28以後は、更新されていない。 (凋落した組織の現状では、HPの更新すらできないみたい・・・だ)
それで、中央本部のホームページを見ると・・・・新社会党の綱領「21世紀宣言」なるものを読むことができる。
それによれば、「私たちの目標は、憲法を基に平和・人権・民主主義を確立し、平和革命によって民主的な新しい社会主義社会を実現することにあります。」 「21世紀の新社会党は、ソ連・東欧型社会主義とも、大資本の支配を前提にして軍事力の行使を是認する社会民主主義とも異なった、新たな国際的・国内的諸条件のもとでの平和革命による社会主義をめざします。」とある。
「それは特定の歴史的条件のもとで、社会主義の基本を逸脱したために崩壊したソ連・東欧のような、古い社会主義ではありません。人類が実践した様々な社会主義の試みの成果からも、また失敗からも学び、マルクスやエンゲルスによって基礎づけられた社会主義の理論を 21世紀に適用した、人間的で民主的な新しい社会主義です。」とある。
ここで、僕が思い起こすのに・・・・日本共産党は、20世紀末のソ連など、社会主義体制の崩壊に当たって、あれは、「スターリン・ブレジネフ体制の崩壊」であって、自分たちが目指す社会主義の崩壊ではない。したがって、自分たちに対する批判は、当たらない・・・と言っていた。
新社会党も、共産党も、降りかかる火の粉を振り払うのに必死だったようだ。しかし、この考え方からは・・・・真摯な総括、検証作業が出てくるはずが無いのは、明らか! 目指すものが異なるからと無視する(スルーする)だけのこと。
「21世紀宣言」の(第Ⅰ部 私たちは何をめざすか)のところでは、「1.資本主義に未来はない・・・・いま新自由主義の姿をとって弱肉強食の資本主義が荒れくるう世界に、新たな社会主義のルネッサンスが始まっています。 資本主義は、20世紀に2度の世界大戦をはじめ幾多の戦争をもたらして、1億を超える人命を奪い、はかりしれない財産を焼き払いながらも、21世紀に生き延びています。」とある。
資本主義が(1億を超える人命を奪い、はかりしれない財産を焼き払いながら・・・)のところが気になる。1917年のレーニンのボリシエビキによる武装蜂起(ロシア革命)の後から、今日に至るまでに、「共産主義黒書」では、全世界の1億人以上の民衆が、共産主義のために殺されたと書かれている。
現在の共産主義研究において、だれも否定できない事実を基にしているから、これは常識だ。それなのに、よくも、平気でこんな文章を書けるなあ!とあきれ返る。
ぼくは、資本主義を肯定しているわけではない。ただ、我が身を振り返る謙虚さ、自省の深さを持ち合わせていない彼らの人間性に、深く失望している。
彼ら自身が、ソ連・東欧などの社会主義体制の崩壊から、何も学んでいないことを開き直り、訳も分からない(社会主義)をまたぞろ振りかざし、リベラルたらんとする彼らの無責任さに嫌悪感を覚えるのである。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.11 14:23:48
コメント(0) | コメントを書く
[社会主義] カテゴリの最新記事
|
|