|
テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:カテゴリ未分類
尖閣ビデオ「流出」の容疑者の海保隊員が自ら名乗り
出て逮捕されたという茶番劇が上演された。この容疑 者は確かに「正義」感に燃えて行なった所業かもしれ ない。かれは海保内部の右翼的愛国的に突出した部分 であろうが、彼の犯罪行為をあえて見過ごし、彼を逮 捕するまであえて時間をかけてマスコミを動員し、「犯 人探しはやめろ」「彼のやったことは正しい」などと あおり、ナショナリズムを高揚させることに成功した。 反面、民主党の支持率は急落した。 そして大事なことは、この件で警視庁のテロ情報流出 の件がうやむやにされてしまったことである。情報管 理について言えば、尖閣ビデオ流出とは比べ物になら ないほど重い。そこでは日本に住む外国人の命が危険 にさらされているのだ。にもかかわらず、マスコミの 興味はもはやその件にはない。ただしこのテロ情報流 出も、実は排外主義高揚のための一手であった可能性 もある。 前の記事でも述べたが、ビデオ流出によって、また 犯人が英雄に祭り挙げられることによって、中国に対 する排外主義が激化することも必至である。さらに産 経新聞では (引用ここから) 【上海=河崎真澄】中国共産党機関紙、人民日報系の国際情報紙、環球時報は8日、「領土紛争は必要とあらば武力で解決を」との回答が36・5%に上ったとする世論調査の結果を掲載した。離島に関する紛争で最も警戒すべき国としては47・7%が米国を、40・5%が日本を挙げた。民間でも尖閣諸島や東シナ海、南シナ海などをめぐる意識が広がり、日米と対(たい)峙(じ)する姿勢が強まっていることをうかがわせる。(引用ここまで) と中国内部での様子をあえて引き出し、これまた日本 のナショナリズムの高揚に拍車をかけている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|